[和訳]アメリカ証券取引委員会がETF却下するも、BTC相場は直ちにリバウンド回復
先日話題になった、ビットコインETFがSECに否認された件の記事を和訳してみました。
3年越しの計画だったそうですが、この界隈新参者のぼくでも「時期尚早かなー」と思ってましたが、まさにその通りの決断が下されたようです。BTC相場に失望売りの連鎖が出なかったことを振り返っても、多くの人がそう思っていたんだろうな…と感じますね。
では、早速読んでみましょう。
アメリカ証券取引委員会がETF却下するも、ビットコイン相場は直ちにリバウンド回復
アメリカ証券取引委員会(SEC)は3/10(日本時間3/11)に、ウィンクルボス・ビットコイン・トラストの株式のBats BZX取引所への上場を却下するという歴史的な判断を行いました。その株式は0.01 BTCの価値があり、ジェミニ取引所上でのビットコインの価格と連動することになっていました。デジタルアセット取引所のジェミニ取引所は、ジェミニ・トラスト・カンパニーにより所有および運営されており、ビットコインで同等の株価を持つことになるはずでした。
SECはその株式を上場取引型金融商品(ETP)として分類しました。ETPとは一般的に有価証券やその他の商品などの資産を扱う機会を投資家に提供するものです。世界最大の資産運用会社であるBlackrockは、全世界のETP市場は35億ドルにも及ぶと述べています。
より詳細に分類すれば、ウィンクルボス・ビットコイン・トラストの株式は商品先物のETPにあたります。SECは、かつて承認された商品先物のETPはすべて「基盤のしっかりとした、規模の大きく、規制の行き届いた原資産の先物売買の市場、つまり金、銀、プラチナ、パラジウム、銅などを扱う市場でした。」と述べています。
SECは承認のための二つの条件を引用しています。「第一に取引所は、原資産やそのデリバティブの取引を扱う主要な市場との監視共有の協定を結んでいなければならず、第二に、それらの市場には規制が行われていなければならない。」
「ウィンクルボス・ビットコイン・トラストは、過去に承認された商品先物ETPが行ってきた、そうした監視共有についての協定をいまだ結んでおらず、現状ではそれを結ぶことも困難でしょう」―アメリカ証券取引委員会
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