仮想通貨通信|ビットコインはデジタルゴールドとしての存在を確立できるか[オオヒラ]
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オオヒラさんプロフィール
FX歴は2009年から、仮想通貨歴は2015年から。仮想通貨投資とこれまでの経験を活かして、大手メルマガサイトや投資サイトで仮想通貨情報を配信中。数多くの個人投資家ネットワークに参加しており、多くの投資家から得た知識を展開しています。初心者から学べる仮想通貨投資情報サイトを2016年から運営中。
※この記事は、FX攻略.com2019年11月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
2019年はビットコインが存在感を見せる
2019年はビットコインにとって大きな存在感を示す年となりました。2018年から米国と中国が相互に関税をかけ合う「米中貿易摩擦」。これが2019年に表面化したこともあり、世界中で大きな経済不安となりました。中国は世界でも有数の輸出大国で、米中貿易摩擦は2国間だけの問題ではなく世界中の国に影響を及ぼしています。
この問題から2019年4月にビットコインの価格が大きく高騰しました(チャート①参照)。2019年当初はビットコインの価格は安値圏の35万円くらいで推移をしていましたが、4月に入り価格が高騰。その後右肩上がりで上昇し、6月末には一時140万円を記録する大高騰となりました。
ビットコインの取引額を表す時価評価額(図①参照)は2019年7月には最大で25兆円に到達し、この額は日本の大企業トヨタの時価総額22.5兆円(2019年8月時点)を上回っている状況です。
ビットコインは2009年に誕生して10年が経過しました。そして、今や世界中で取引され日本の大企業に匹敵する取引高となっていますが、もはや驚くべきことではないでしょう。以上のことから、ビットコインは次世代の「デジタルゴールド」としての存在感を示してきたといえます。
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