世界株安はリーマンショックの再来か!? 「2月26日の注目点とイベントスケジュール」
昨日のダウ平均-1000ドル級の下落に続き、本日もダウ平均-880ドルの下落と記録的な下落が2日続いています。
欧州やアジア、オセアニアなど世界的に株価は下落しています。
当初想定していた状況よりも悪化してきています。
一部ではサブプライムローン問題を軽視していたところから、リーマンショックに繋がったときのような時と似ているとの話があります。
世界株安の連鎖がどこまで続くのか、本日も株式市場に注目です。
◎本日の注目点
1)世界株安
昨日に続き米株は2日続落となりました。
欧州やアジアも続落、世界的に株安が続いています。
株から引き揚げられた緩和マネーが債券市場に流れています。
米金利が低下していることからドル売りが進んでいますが、欧州やオセアニア、アジア株から引き揚げられている資金も債権に流れるのではないかと思われます。
そうなった場合、金利の付く米債券に流れることも考えられ、ドル買いになる可能性があります。
そのことからドルは底堅く推移するのではないかとみられています。
また、安全通貨としてフランが買われる可能性がありますが、SNB(スイス国立銀行)によるフラン売り介入が懸念されます。
あとは、円の立場が注目されています。
世界株安で当然、日本株も売られています。
この状況で日本株売り、円売りの日本売りとなるのか、それとも株安・円高の安全通貨となるのか注目です。
昨日は米ドルが売られたことで、対ドル取引量の多い円とユーロが買われましたが、米ドル売りが落ち着いたときに円とユーロが買われるのか、売られるのかも注目です。
本日も株価と円・ユーロ・米ドルに注目です。
2)欧州要人発言
本日、ラガルドECB総裁をはじめ、欧州で要人発言が続きます。
イタリアをはじめ欧州でもCOVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大が懸念され、人と物の移動に障害が出てきています。
また、中国からの影響も大きく、欧州の経済低迷が懸念されます。
このような状況でECBが次の一手を打ってくるのか、それとも今までのスタンスを崩さず年内は様子見なのか、金融政策や経済見通しについてどのような発言が出てくるか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
2月26日(水曜日)
17:00 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁発言
17:00 EUR パネッタECB専務理事発言
20:00 EUR マクルーフ・アイルランド中銀総裁発言
22:30 EUR ラガルドECB総裁発言
23:35 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言(2020年投票権)
2月27日(木曜日)
00:00 USD 米新築住宅販売戸数
00:30 USD 原油在庫量
03:00 USD 米5年債入札
06:45 NZD NZ貿易収支
09:00 NZD NBNZ企業信頼感
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