米株が日替わりで急騰急落、米加雇用統計を控えて本日はどっち!? 「3月6日の注目点とイベントスケジュール」
昨日は米カリフォルニア州が緊急事態宣言をしたことが引き金となったのか欧米株が下落、ダウ平均は一時1000ドル超の下落幅となりました。
最近はAIによる取引や、システムでの取引が中心ということで下落しだすと止まらない、上昇しだすと止まらない、一方向になりやすいという分析が出ていました。
悪材料があると、どのAIも売りを判断、売りが売りを呼んで機械的に売り続けるシステム、という具合に日替わりで急騰急落を繰り返すマーケットとなっているようです。
今週を振り返ると円高と円安、株高と株安を日替わりで繰り返しています。
本日も日替わりになるのか、それとも続落となるのか気になります。
◎昨日の注目点
1)雇用統計
本日米国とカナダで雇用統計が発表されます。
ダウ平均が過去最大の下落幅を記録するような状況は含まれないとしても、COVID-19(新型コロナウイルス)の影響が中国を中心に出てきている期間の雇用統計です。
米雇用統計に関してはADP雇用統計で予想を上回る数字が出てきているだけに、本日発表の雇用が予想を下回るとドル安が進む可能性が高いと思われます。
また、今朝の時点で3月FOMCの利下げ確率が0.5%の利下げを織り込みつつあります。
雇用統計の結果で追加利下げの織り込みが進む可能性もあるので要注意です。
カナダ雇用についても、先日の0.5%の利下げに続き追加緩和の可能性も匂わせているだけに、雇用の結果で追加利下げの可能性が高まることがあるので要注目です。
2)COVID-19(新型コロナウイルス)の影響
日本は中国と韓国からの入国制限(検疫の強化と隔離)を発表、他国でも入国管理を厳格化しています。
各国で鎖国化が進んでいる状況でサプライチェーンは止まり、製造業に大きな影響を与えています。
感染者数・感染地域・重傷者数などの拡大が止まらない限り、これからも各国対応をとり続け、世界的に景気後退に繋がるのではないかと思います。
感染の収束、もしくは終わりの見通しがつくまではリスクオフが続くと考えておいた方が良いかもしれません。
3)各国・各中銀の対応
米国ではFRBが緊急利下げを発表したうえ、米上下院議会では83億ドルの対策予算案が可決されました。
また、イタリアでも75億ユーロの刺激策を準備されているようです。
カナダや豪州では利下げが行われ、英国でも利下げが予想されています。
本日以降も各国で財政政策や金融政策が出てくると思われるので、その内容と株価や為替への影響を注視していきたいと思います。
4)英欧FTA交渉
英国とEUの間で離脱協議が難航しています。
EUのバルニエ交渉官は競争政策、刑事・司法の協力、英国の漁業海域の管理、合意が構築される様式で深刻な隔たりがあると発言しています。
英国ボリス首相は、6月までに交渉がまとまる見通しが立たなければ合意なき離脱といっています。
これからも両国からの発言には要注意、特に英国は週末に政治が動くこともあるのでリスク管理には気をつけたいと思います。
5)OPECプラス
昨日OPECでは追加減産が合意されました。
ただ、ロシアの協調が条件といわれています。
本日はOPEC加盟国に加えて、ロシアをはじめ非加盟国も集まり協議されます。
ロシアを中心に非加盟国が協調減産にどこまで対応するのか、OPECプラスの協調減産がどこまで原油価格の下支えに繋がるのか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
3月6日(金曜日)
OPECプラス会議
09:30 AUD 豪小売売上高
10:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言(2020年投票権)
10:30 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
17:30 GBP Halifax住宅価格指数
22:30 USD NFP雇用統計・平均時給・失業率・貿易収支
22:30 CAD カナダ雇用者数増減・失業率・貿易収支
23:20 USD エバンス・シカゴ連銀総裁(2021年投票権)・メスター・クリーブランド連銀総裁発言(2020年・2022年投票権)
3月7日(土曜日)
00:00 CAD IveyPMI
01:20 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言(2022年投票権)
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
04:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁・ローゼングレン・ボストン連銀総裁発言(2022年投票権)
05:00 USD 消費者信用残高
05:30 USD ジョージ・カンザスシティ連銀総裁発言(2022年投票権)
3月8日(日曜日)
米国サマータイム移行
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