リスクオフは拡大するのか!? 「3月9日の注目点とイベントスケジュール」
週末にNY州が緊急事態宣言、OPECプラスは協議決裂、サウジアラビアとロシアは競争するように原油増産を公表、レバノンはデフォルト、トルコとギリシャ(欧州)の間で難民問題が再発しています。
リスクオフ要因が多発して、週明けの為替・株式・先物市場では窓開けスタートしています。
本日もリスク要因に注目が集まりそうです。
また、米国・カナダなどはサマータイムに移行していますので、指標時間など1時間早くなっているので要チェックです。
◎本日の注目点
1)リスクオフ
中国の感染者数から欧米での感染者数に注目が移ってきています。
感染者数の拡大により、出入国の制限や、学校の休校、イベントの中止など、経済活動の低下がリスク要因となっています。
先週はカリフォルニア州が緊急事態宣言を引き金に大きくリスクオフに傾きました。
週末にはニューヨーク州が緊急事態宣言、為替市場は大きく窓を開けてスタートする展開となっています。
本日も、感染者数と感染地域が拡大しないか、それにより新たな緊急事態宣言や経済活動の抑制が出てこないかが注目です。
また、リスクオフによる売りが売りを呼ぶ展開も続いています。
株価や為替など大きく動く可能性があるので要注意です。
2)原油価格
先週のOPECプラスでロシアが協調減産に反対し、交渉は決裂しロシアは減産をやめて増産するものと思われます。
この状況でサウジアラビアも対抗するように増産するのではないかと言われています。
米国も先週末発表されたリグカウント(原油産油のバロメーター)が少し上昇してきています。
各国が他国に負けないように増産競争、価格競争のようになってきています。
原油価格が崩れることで、株価にも影響し、COVID-19(新型コロナウイルス)の影響による株価下落の追い風となっています。
◎本日のイベントスケジュール
3月9日(月曜日)
08:50 JPY 日GDP(10~12月期)(改定値)
15:45 CHF スイス失業率
21:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
21:15 CAD カナダ住宅着工件数
21:30 CAD カナダ建築許可件数
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