世界恐慌・パンデミックmいつまで株価下落の連鎖は続く!? 「3月10日の注目点とイベントスケジュール」
昨日は大きく窓を開けてスタートしたと思ったら、窓を閉めるどころかズルズルとクロス円は下落、東京市場ではフラッシュクラッシュでドル円は101円台まで下落しました。
株価は日経平均で1000円を超える下落となりました。
その後欧米市場でも下落は続き、米株では取り引きを制限するサーキットブレーカーが発動する事態となっています。
ダウ平均では2000ドルを超えるマイナスと、世界恐慌と騒がれる事態となっています。
WHOもとうとうパンデミック宣言を出しています。
この状況がいつまで続くのか注目です。
◎本日の注目点
1)株価下落
昨日は日本→欧州→米国と株価暴落の連鎖は続き、米国株式市場ではサーキットブレーカーが発動する事態となっています。
株価下落幅も記録的的な下落、この流れを再度東京市場で引き継ぐのか注目です。
米国でのサーキットブレーカー発動で、2度(レベル1)のサーキットブレーカー発動は過去にもあったのですが、2度(レベル2)のサーキットブレーカー発動は初めてのことのようです。
それだけ歴史的な下落だったようです。
【Dealer's Voice】
— みんなのFX|トレイダーズ証券 (@Min_FX) March 9, 2020
S&P500のサーキットブレーカーについて
各サーキットブレーカーは1度だけ発動✍️
レベル1(-7%) は15分の市場全体の一時停止→発動済
レベル2 (-13%)は15分の市場全体の一時停止
レベル1と2は日本時間28時25分まで発動可能✍️
レベル3(-20 %)は、その日の取引を全て停止します✍️
株価下落の注目点として、日銀のETF買いがあります。
昨日は600億円でしたが、一時的に日経平均が19000円を割り込んでいる状況で、本日の日銀買入れ金額が気になります。
買い支えることが出来るのか、19000円を明確に割り込んでくるのか注目です。
2)原油価格
OPECプラスで減産合意が出来なかったことでロシアが増産、それに対抗するようにサウジアラビアが増産する事態となっています。
原油価格は需要減と供給増を懸念して価格暴落、WTI原油は一時30ドル割れました。
ロシアとサウジアラビアの生産合戦はどこまで続くか見通しが立たず、原油価格上昇のポイントも見えてきません。
ただ、原油の価格がタダになることはあり得ないので、30ドルを割り込んだ先は買い場のチャンスではないかと見ています。
価格が下落して、サウジ・ロシア・米国の採掘業者がどこまで持ちこたえることが出来るのか、採掘業者が減ってくると供給も減ってくるので価格上昇につながってくると思われます。
価格の底と上昇のタイミングに注目しておきたいと思います。
3)各国財政出動
米国は先週83億ドルの対策予算案を可決しました。
EUでも協調した財政出動が大切だとの発言も出ています。
日本も来週に金融政策決定会合を控えていますが、金融政策だけでは足り何のではないかと財政出動に期待が集まっています。
リスクオフで注目されているのが大幅な株価下落なので、大型財政出動で株価下落を止めることが出来るのか、COVID-19(新型コロナウイルス)の影響を払拭できるほどのインパクトのある財政出動が出来るのか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
3月10日(火曜日)
09:30 AUD 豪NAB企業信頼感指数
10:00 NZD オアRBNZ総裁発言
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
15:00 NOK ノルウェーCPI(消費者物価指数)
19:00 EUR ユーロ圏GDP(Q4)(確定値)・雇用統計
3月11日(水曜日)
02:00 USD 米3年債入札
07:00 AUD デベルRBA総裁補佐発言
08:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
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