G7緊急電話首脳会談! 「3月16日の注目点とイベントスケジュール」
先週末トランプ大統領は非常事態宣言を発表し、大規模な財政出動を発表したことで株価は反発上昇していたのですが、英国やアイルランドからの渡航禁止が追加されたことなどから再度米株は下落。
欧州ではドイツが隣接する5か国との国境を封鎖するなど、各国の閉鎖的な対応が進んでいます。
このような状況に対応するため、FRBは緊急FOMCを開催し1.0%の利下げとQE再開、RBNZ(ニュージー中銀)も0.75%の緊急利下げなど発表しています。
日・米・欧・英・カナダ・スイスの中銀は協調ドル資金供給に合意と発表されました。
日曜から6中銀で合意文が出てくるなど、緊急対応が出てきていることで、急な変動が出てきてボラティリティが上がっています。
◎本日の注目点
1)各国緊急政策対応
先週末、カナダ中銀は0.5%の緊急利下げを発表、今朝FOMCは1.0%の緊急利下げと量的緩和の再開、RBNZ(NZ中銀)は0.75%の緊急利下げを発表しています。
FOMCは19日のFOMCを前倒しで開催して利下げの発表をしています。
このように、多くの中銀が緊急対応を行っています。
日銀やスイスなどがどう動くかわかりませんが、中央銀行として出来ることは全てやっているように見えます。
各中銀がここまで発表するということで、次の期待は各国の財政出動に集まります。
本日G7緊急電話(ビデオ)首脳会議が開催されます。
各国がどのような政策を打ち出してくるのか、G7でどのような協調政策が出てくるのか注目です。
また、出てきた政策が株価下落や不安の解消につながるのかも併せて注目です。
2)非常事態宣言
週末、米国は欧州からの渡航禁止を英国とアイルランドまで拡大しました。
スペインは非常事態宣言を発表し、ドイツは隣接する5か国との国境を一部を除き封鎖するなど、各国が緊急対応を行っています。
そのうえ、大臣や国のトップ、政府要人の中からもコロナウイルスの感染者が出てくるという状況になっています。
コロナウイルスの感染拡大を抑えるために、閉鎖的な対応が広がり、経済活動が低下していっています。
このよう状況がどこまで拡大していくのか、次の渡航禁止や国境封鎖は何処になるのか、どの国が非常事態宣言を出すのか注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
3月16日(月曜日)
ユーロ圏財務相会合
G7緊急首脳会合(ビデオ会談)
11:00 CNY 中国鉱工業生産
19:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
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