IOC緊急理事会開催、東京オリンピックは中止? 「3月17日の注目点とイベントスケジュール」
昨日はFRB・RBNZ・日銀と緊急利下げを発表するという、波乱の週明けとなりました。
日銀がETF購入金額の倍増を発表した瞬間は日経平均が上昇しましたが、5分と持たず下落してしまいました。
欧米市場に入ってからは世界的に株価下落を続け、ダウやS&P500などは今年3回目のサーキットブレーカー発動という状況です。
ダウ平均は一時3000ドル超の下落、最終的に-2997ドル安で過去最大の下落幅を記録して終了しています。
欧米を中心に渡航禁止や入国制限、店舗の閉鎖要請や外出自粛要請などコロナウィルスの対応策を打ち出したことが要因ではないかと思われます。
◎本日の注目点
1)コロナへの各国対応
昨日、FRB・日銀・RBNZと緊急利下げ+QEの大幅拡大など金融政策を打ち出しましたが、結果は世界的に株価は下落、ダウ平均は最大下落幅という状況です。
金融政策の限界を感じられます。
ということで、この後は財政政策に注目が移っていくと思われます。
特に、低下している経済活動(需要)を活性化させる対策が打ち出せるかに注目が集まります。
また、株価下落のもう一つの要因に、G7首脳会談でコロナに対し協調して対応していくとし、各国が渡航禁止や国境封鎖、店舗の閉鎖など対応策を打ち出したことで、さらに経済が停滞すると懸念されたことだと思います。
このような対応が広がっていくようであれば、さらなる株価下落に繋がっていくと思われます。
本日も各国がコロナウィルスに対しどのような対応をとってくるかが注目点になると思います。
2)IOC臨時理事会
本日、IOC(オリンピック委員会)と専門家などが集まり臨時理事会を開催されるようです。
臨時で理事会を開催するということで、東京オリンピックについて何かしらの判断が出てくるのではないかとみられています。
東京オリンピックが中止・延期となると、日本経済に影響が出てきて株価に影響するのではないかと見ています。
本日の判断に注意したいと思います。
3)大統領予備選
米国大統領選挙の民主党予備選が4州で行われます。
コロナウィルスの影響で注目度が下がっていますが、コロナウィルスが落ち着いてきたときに次の注目は大統領選挙になると思われるので、今のうちからチェックしておきたいと思います。
大統領選挙の年に景気が悪化した場合の再選確率が低いということを考えると、今まで確実視されていたトランプ大統領の再選も危うくなってくるのではないかと思います。
トランプ大統領の再選が危うくなってきたときに民主党代表が誰なのかということが重要になってきます。
民主党ではバイデン氏がリードしていますが、コロナウィルスの影響で国民皆保険が注目されサンダース氏が復活・逆転してこないか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
3月17日(火曜日)
米4州で大統領予備選
09:30 AUD RBA議事要旨
18:30 GBP 英国失業率・平均賃金
19:00 EUR ドイツZEW景況感指数
19:00 EUR ユーロ圏ZEW景況感指数
19:00 EUR レーン・フィンランド中銀総裁発言
21:30 USD 米小売売上高
3月18日(水曜日)
06:45 NZD NZ経常収支
08:50 JPY 日貿易収支
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