米英欧の各PMIとトルコ政策金利に注目! 「5月21日の注目点とイベントスケジュール」
昨日は注目された原油在庫量の発表も無難に乗り越え、原油価格は30ドル台をキープすることが出来ました。
日欧米の株価も堅調に推移し、リスクオン相場となり、リスク通貨であるオセアニア通貨が上昇しました。
本日の東京市場は明日の臨時日銀金融政策決定会合を控えて、様子見姿勢が強いのではないかと思われます。
欧米市場では、注目の経済指標の発表や、全人代を控えた中国と米国の対決が悪化していくのではないかと思われます。
昨日の米国では、中国企業を米国株式市場から締め出しにつながる法案が期会で可決、またトランプ大統領は「この間抜けに・・・」などと大統領とは思えないツイートが出てきており、過激さが増してきています。
◎本日の注目点
1)製造業・サービス業・総合PMI
本日はドイツ・フランス・ユーロ圏・英国・米国で各PMI速報値が発表されます。
PMIは今後の景気見通しを企業の担当者にアンケートをとって指数化したもので、今後の景況感を表す指標として注目されています。
特にコロナの影響で、現在の景気が悪いことは織り込み済みで、注目が現在よりも今後の景気見通しに移っていることも注目度が高まる要因となっています。
以下、本日の発表予定のPMI予想です。
本日は速報値なので、予想と結果に乖離が出やすくなっています。
フランス
製造業PMI:予想 36.1
サービス業PMI:予想 27.8
総合PMI:予想 32.0
ドイツ
製造業PMI:予想 39.2
サービス業PMI:予想 26.6
総合PMI:予想 34.1
ユーロ圏
製造業PMI:予想 38.0
サービス業PMI:予想 25.0
総合PMI:予想 25.0
英国
製造業PMI:予想 35.1
サービス業PMI:予想 20.0
総合PMI:予想 12.9
米国
製造業PMI:予想 38.0
サービス業PMI:予想 30.0
総合PMI:予想 32.6
2)トルコ政策金利
リラ安が進んでいるトルコで、政策金利が発表されます。
先週末は、いくつか利上げが予想されていましたが、昨日の段階ではほぼ利下げ予想となっています。
注目は、本日利下げをしたとして、リラ安が進まないかです。
トルコ円は15円を割り込まないか、トルコドルは7.0ドルを超えてこないかに注目です。
また、決済が決済を呼び、トルコ暴落に繋がらないかにも注目です。
3)要人発言
本日も米要人発言が予定され、マイナス金利導入やYCC(イールドカーブコントロール)、ETF株買いなどについての発言に注目です。
また、金融政策以外にも、対中発言にも要注目です。
◎本日のイベントスケジュール
5月21日(木曜日)
08:50 JPY 日本4月貿易収支
11:30 AUD ロウRBA総裁発言
16:15 EUR フランス製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
16:30 EUR ドイツ製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
16:30 EUR パネッタECB専務理事発言
17:00 EUR ユーロ圏製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:30 GBP 英製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
20:00 TRY トルコ政策金利発表
21:30 USD 米新規失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
22:45 USD 米製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
23:00 USD 米中古住宅販売戸数
23:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
5月22日(金曜日)
中国全国人民代表大会(全人代)開幕
02:00 USD クラリダFRB副議長発言
03:30 USD パウエルFRB議長発言
08:30 JPY 日本4月CPI(消費者物価指数)
岡ちゃんマンおススメ分析ツール
TradingView
数多くの通貨ペア、商品、債権、株価指数など取り扱っており、様々な分析が出来るプラットフォームです。
為替・株式・債券・商品など各マーケットは相関性があり、各マーケットを見比べることはトレードにとってプラスになります。
1枚のチャートに為替と株価指数や、為替と商品などを重ねて表示できるのは比較するときにとても便利です。
多くの機能は無料で使えるので試しに使ってみてはいかがでしょう!
SNS機能も付いているので、是非フォローしていただけたらと思います↓↓↓
https://jp.tradingview.com/u/okachanman/
よろしいですか?