米中を中心に対中関係に注目の1週間! 「5月25日週の注目点とイベントスケジュール」
先週は週初めに日銀が臨時の金融政策決定会合を開催するとしたことで追加緩和の期待が高まりましたが、結果は中小企業に対する資金繰り制度に関することで追加緩和とはなりませんでした。
また注目されたWHO年次総会は想定通り中国のアピールの場となり、台湾は出席を認められませんでした。
感染拡大の原因を検証する必要があると採択されたものの、適切な時期に行うと発表され、本気で検証するつもりがあるのかは疑問が残る結果となっています。
米国・トランプ大統領は中国批判を強めており、今週も米中対立が深まりそうです。
◎今週の注目点
1)米中関係
中国では先週22日から全人代が開催され、香港などを巡る国家安全法を導入を発表しました。
国家安全法に対して米国をはじめ、カナダ、英国、オーストリアは共同声明を発表し懸念を示しています。
香港ではデモの再開を呼びかけが始まっています。
また、米国では中国企業に対する締め付けが始まり、株式市場では上場の条件を厳しくするなどしています。
これに対し、中国のバイドゥ(百度)はナスダック市場から撤退を検討など、米中の対立は激化して来ています。
全人代は28日まで開催され、今週もさらに米中の対立が激化していきそうです。
2)対中関係
米中以外でも対中関係が問題になってきています。
英国は5Gに関する中国企業を排除する方向にシフトしたようです。
米国とFTA交渉をしていくため、中国批判をする米国に足並みを揃えたのではないかと思われます。
台湾は国家安全法に対して批判を繰り返し、米国から武器を輸入するなど米国との関係を深くしています。
米国は、蔡英文氏に対し祝辞を送るなどしています。
豪州はコロナウイルスの感染拡大した原因検証が必要などとしたことで中国の怒りをかい、中国からの報復を受けています。
また中国は、米国からの攻撃を豪州に返しているのではないかと、豪州に対し報復を繰り返しています。
中国側につくのか、米国側につくのか、また中国側についたときにどのような報復を受けるのか注目です。
3)原油価格
先週はWTI原油先物で、限月切り替えがありましたが混乱なく通過しました。
価格も30ドルを超えて33ドル前後で推移しています。
原油価格は景気回復の先行指標として動いているようで、30ドル台がキープ出来るかに注目。
◎今週のイベントスケジュール
5月25日(月曜日)
米国・英国休場
15:00 EUR ドイツGDP(1~3月期)
17:00 EUR ドイツIFO景況指数
5月26日(火曜日)
04:00 CAD ポロズBOC総裁発言
07:45 NZD NZ貿易収支
15:00 EUR ドイツGfk消費者信頼感指数
20:00 MXN メキシコGDP(1~3月期)
21:45 EUR レーンECB専務理事発言
23:00 USD 米消費者信頼感指数
5月27日(水曜日)
02:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
06:00 NZD RBNZ金融安定報告書
16:30 EUR ラガルドECB総裁発言
17:00 EUR ECB金融安定報告
20:00 MXN メキシコ失業率
5月28日(木曜日)
01:30 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
03:00 USD ベージュブック
16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)
21:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
21:30 USD 米GDP(1~3月期)・耐久財受注・新規失業保険申請件数
23:00 USD 米中古住宅販売保留
5月29日(金曜日)
00:00 USD 原油在庫量
00:00 MXN メキシコ金融政策決定会合議事録
00:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
08:30 JPY 日本4月失業率
15:00 EUR ドイツ小売売上高
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)・GDP(1~3月期)
16:00 TRY トルコGDP(1~3月期)
16:30 SEK スウェーデンGDP(1~3月期)
18:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
21:30 USD PCEデフレーター
21:30 CAD カナダGDP(1~3月期)
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
5月30日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
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