全人代閉幕、香港国家安全法の成立と米国の反応は!? 「5月28日の注目点とイベントスケジュール」
昨日もダウ平均は500ドル超の上昇となり、2日で1000ドル超の上昇とリスクオン相場が続きました。
本日は、全人代が閉幕されることからリスクオフに警戒です。
また、昨日はコロナ景気刺激策として7500億ユーロの共同債が提案されたことでユーロが急騰しました。
ユーロの共同債は反対していることもあり、上昇は長く続きませんでした。
ポンドはEUとのFTA交渉が進まず合意なき離脱が懸念されポンド売りが進みました。
◎本日の注目点
1)全人代閉幕
中国で開催されていた全人代が閉幕します。
閉幕に合わせて「香港国家安全法案」が採決され、成立する見通しです。
香港国家安全法に対して、香港ではデモが起きており本日は過激化が予想されます。また、同法に対し多くの国で非難が出ており、米国は制裁を検討しています。
注目されている制裁が、香港の優遇措置(ビザの発給や関税)の継続と、米国にある中国高官の資産凍結です。
特に香港の優遇措置がなくなると、関税などの優遇措置を求めて香港に拠点を置いていた、中国だけでなくアジアの企業にとっても大問題です。
香港国家安全法の成立と米国の制裁に注目し、香港・中国の株価に注目です。
2)米GDP(改定値)発表
2020年1~3月期の米GDP(速報値)が年率4.8%縮小と発表されましたが、速報値は一部のデータから推測して数値を出しています。
特にコロナの影響が出始めた3月のデータはほとんどが推測です。
本日発表されるGDP改定値は、推測されていた数値の部分を実際の数値に置き換えて計算し直します。
コロナの影響をどこまで推測できていたのか、推測が甘ければ本日発表の改定値は速報値と乖離する可能性があり要注意です。
3)要人発言
本日はRBA・BOE・FRBの要人発言が予定され、マイナス金利やYCC(イールドカーブコントロール)についての発言が注目されています。
FRBはマイナス金利は否定、BOEはマイナス金利に前向きな発言が多く、マイナス金利導入に対してどのような発言が出てくるか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
5月28日(木曜日)
全人代(中国全国人民代表大会)閉幕・香港国家安全法案採決
09:00 AUD ロウRBA総裁発言
16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)
16:30 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
18:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数
19:00 GBP ソーンダースBOE外部理事発言
21:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
21:30 USD 米GDP(1~3月期)・耐久財受注・新規失業保険申請件数
23:00 USD 米中古住宅販売保留
5月29日(金曜日)
00:00 USD 原油在庫量
00:00 MXN メキシコ金融政策決定会合議事録
00:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
04:00 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言
08:30 JPY 日本4月失業率
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