荒野浩の相場を極める相場を楽しむ|第11回[荒野浩]
FX
荒野浩さんプロフィール
1971年日本勧業角丸証券(現みずほ証券)入社後、調査部でアナリスト業務に従事。米国勤務を挟み一貫して、日本株の情報・市場分析を行う。1996年に運用会社(現アセットマネジメントOne)に転籍、調査部長・運用部長を経て、常務取締役投信運用本部長を歴任。2012年に退職。その後はTV、ラジオ出演などで活動。日本株を中心とした市場分析の経験は半世紀に及ぶ。
メルマガ:https://www.gogojungle.co.jp/finance/salons/8812/
※この記事は、FX攻略.com2021年1月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
※データは2020年10月末日時点までのものになります
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2020年相場も10か月を経過、残りわずかとなりました。今年の相場を振り返り、2020年相場の特徴を浮かび上がらせることによって、来る新しい年の展望に供したいと考えています。まず、最初に取り上げたいのは10年に一度起こるかどうかといった今年起こった異常な状態についてです。
異常な展開となった2020年相場
めったに起こらない異常事態3題が起こりました。ここの3題とは「年間変動幅の大きさ」「株価純資産倍率(PBR)1倍割れ状態の長期化」「極に達した相場の不安定度」の三つです。一つずつ見ていきたいと思います。
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