Forward Warrior

はじめに

皆様は安定的に稼げるEAとはどのようなものと考えていますか？バックテストの収益額が大きいもの、PFが良いもの、ドローダウンが低いもの、様々な見方があるかと思われます。私は10年以上の長い間、裁量トレードを経験し、多数のEAを開発してまいりました。そして生き残る事の出来るEAとは何かに気が付きました。それは『フォワードにロジックが一致したEA』です。

当たり前のことを言っているようにも思われますが、EAはあくまでも過去の値動きに対して最適化を行い結果を出しております。そして稼いでいるEAはたまたま未来の値動きに対してそのロジックが当てはまったに過ぎません。それが自動売買の本質でもあります。

であれば、そこにある程度の予測の上に当てはまりそうなロジックを開発したならばいかがでしょうか？逆に考えるとフォワードを意識していないEAはこの先大丈夫でしょうか？現在稼いでいるEAはたまたま相場に一致していませんか？

本EA『Forward Warrior』は上記の考えを基に安定的、効率的に資産を増やすことを目的として開発いたしました。

Forward Warriorについて

本EAはAUDJPYを採用しております。まずはAUDJPYの値動きをご覧ください。

長期目線で見ると現在は比較的高値圏で推移しています。月足で確認すると相場の過熱感を示すRSIは月足で50以上を27ヶ月維持した後に一度50を下回っています。同じような相場が2013年あたりでも確認でき、高値圏でレンジ相場の後に下落相場へと転換しています。

本EAは『レンジ相場～下落相場～反発を伴う上昇相場 or 短、中期的な上昇相場』をターゲットとして、売りのみでエントリーする様に開発いたしました。下に示すのは2013年１月から最安値をつけた2020年２月 を参考にバックテストを行った結果です。

バックテストのレポート上では、勝率「92.38%」となっておりますが、実質上は「100%」です。利益確定の時に複数ポジションを同時決済するために見られる現象です。最大ドローダウンも「36.72％」となっておりますが、複数ポジションを持った際でも含み益の状態で同時決済が行なわれますので残高が減ってしまうわけではありません。下に示す収支のようにマイナスの月は一度もありません。この収支はデフォルトのlot数での収支を表しております。AUDJPYは他通貨に比べて必要証拠金が少なく済むため、ロット数の調節がしやすく、初心者～上級者どの方でも扱いやすくなっています。また1000通貨からの取引も可能なためリスクを小さくすることも可能です。

本EAのロジックにはナンピンを取り入れています。ナンピンに対して悪いイメージを持たれている方もいるかと思われますが、上に示した年間収支のようにナンピンはレンジやトレンド方向に一致させたときに稼働させると絶大な威力を発揮いたします。一方で、ナンピンの弱点としてポジションとは反対方向への一方的かつ大幅な値動きがあげられます(一方的ではない反発を伴う値動きは逆に好機)。その点を踏まえて、本EAはロジックを高度に制御しており、優位性の高い取引を行うように調整しております。その証明にあえて2013年1月の急上昇相場からバックテストを開始し、さらに2014年10月からの一方的な急上昇(約1000pips)を経験させましたが、資産を減らすことなく乗り越え、継続的かつ安定的に資産を増やすことを確認できています。

パラメータ設定

2023年10月現在、豪ドルに関しては政策金利に区切りがつき、上昇トレンドはいったん落ち着きを見せ、レンジ相場となっています。今後レンジを超えて上昇トレンドが続いたとしても、円安の材料がほぼ出尽くしている状態かつ高値圏での状態では上昇トレンドに対する反発は必須と考えています(反発を伴う上昇は好機)。また上昇トレンドが続かない場合であればレンジ～下落相場となり、本EAの独壇場となります。現在の相場は本ＥＡを稼働するにあたって非常にリスクが小さく済むと思われます。是非ご購入をご検討ください。

追記

2024年8月現在、日銀の利上げが遂行され完全にトレンドが切り替わました。初期に含み損の時期が大きくありましたが、むしろコンセプト通りに10円以上の値上がりに対しても25倍のレバレッジで耐えており、本EAの堅牢性が証明できたと思います。トレンドは切り替わったため2023～2024年の上昇を耐えた本EAは、今後数年間は安泰と考えます。