【水平線こそが相場の万能ツール】
ローソク足の終値を基準に計算されているので
相場というものの本質を紐解いていくと
「水平線によってすべてを説明できる」
と言っても過言ではなく、どのようなトレードであっても
水平線さえあればどうにでもなります。
これは相場をかなり単純化した概念図のようなものですが、このように相場は
水平線付近でレンジになったり反転したりブレイクしたりと様々な反応を見せますが、
結局は
「水平線を抜いたらまた次の水平線へ」
「水平線を抜けなければ前の水平線へ戻る」
という値動きを繰り返しているに過ぎません。
特に、長期足で確認できるような水平線というのが重要です。
逆に、5分足や15分足で見られる程度の水平線ではそれほど重要なツールとはなりません。
長期足で確認できる水平線というのは、
具体的には4時間足や日足チャートで見られるような水平線のことで、
これは大きな時間軸を基準にするトレーダーも認識しています。
こちらはドル円の日足チャートですが、明らかに左上で付けた高値が意識されているのがわかりますよね。
水平線というのは単に高値・安値から水平に横移動させて持ってきただけのものですから
基本的には誰が見ても同じです。
日足で確認できるこの水平線は4時間足でも同じように確認できますし、
1時間足でも確認できます。
誰が見ても同じだからこそ、多くのトレーダーに認識されて
実際にこのライン際に来たことで反発を見せているわけですね。
【人によって異なる水平線の引き方をハッキリ定義します】
①勝ちやすい形になるまで待つ
②他者の逃げが重なるポイントを見つける
というFXで勝つために本質的に必要なことを
両方とも満たしたトレード手法になっているからです。
FXで勝つために重要なこと①勝ちやすい形になるまで待つ
FXというのは結局は
「勝ちやすい形になるまで待つ」
ことで勝てます。
ただ、逆に言うと多くの人がFXで負けてしまう原因というのは
「”待て”が出来ずに安易なところで飛び乗ってしまう」
というのがほとんどです。
この手法は水平線を引いてチャートをそこに引き付けるので、
自ずと「待つ」ことになります。
逆に言えば水平線に近づくまでは何もしなくていいわけですから、
それまでゲームをするなり映画を見るなり好きに過ごしていればいいのです。
何も画面に張り付いて無機質なチャートを監視し続ける必要はありませんし、
何なら画面を閉じて外に出かけてその間にチャンスを逃してしまっても構いません。
むしろそっちの方がトータルでは勝てるとすら思います。
それくらいFXというのは待つことが重要なんです。
別にどんな手法であっても構わないのですが、
とにかく「待つ」ことを覚えてください。
水平線を引いてチャートを引き付けるというのは
この上なく「待つ」ことの訓練になるはずです。
FXで勝つために重要なこと②他者の逃げが重なるポイントを見つける
FXというのは「注文の偏り」によって大きなトレンドが生まれます。
当たり前の話ですが、買いの方が多ければ価格は上がりますし
売りの方が多ければ価格は下がります。
注文というのは新たにポジションを持つ新規注文だけでなく、
すでに持っているポジションを解消する「決済注文」もありますね。
決済注文というのは「損切り」「利益確定」のいずれかです。
新規エントリーをする場所というのは人によってまちまちだったりしますが、
決済注文というのは直近の高値安値など「心理的にキリの良いところ」に集まりがちです。
なので、注文の偏りが生まれるポイントというのは
「新規注文がたくさん重なる場所」よりも
「決済注文がたくさん重なる場所」を見つけだす方が簡単なのです。
これが他者の逃げが重なるポイントを見つけるということです。
特に「損切り」が重なるようなポイントは短期的にグワっと伸びることが多く、
新規エントリーをするならこういうところが絶好のポイントになります。
節目に水平線を引いてブレイクアウト狙いという手法においては
損切りもその水平線付近に集中しています。
水平線ブレイクアウトでエントリーする人というのは、
恐らく水平線より少し上(上ブレイクならラインの下)付近に損切りを置く人が多いでしょう。
だからこそ、ブレイクアウトが失敗に終わってダマシになった時も
多くの損切りを巻き込んで伸びる可能性が高くなるのです。
さらに言えば、上から売りでエントリーしてこの水平線を下に抜けるかどうかを静観していた人たちの中でもこのダマシが出たことで利益確定の逃げをする人も現れます。
①ブレイク飛び乗り勢の損切り
②含み益ポジションの利益確定
という二つの”逃げ”決済注文が重なって反転しやすくなるという仕組みです。
こういうポイントに絞れば比較的短時間で伸びることが多いので
含み損もほとんどなくトレードを終えることが出来ます。
以上のことから、水平線を引いてそのブレイクアウトのダマシを狙うというシンプルな手法ですが
・勝ちやすい形になるまで待つ
・他者の損切りを巻き込むポイントを見つける
というFXの本質に沿った非常に理にかなった方法なんですね。
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「何度も止められている水平線は重要」を額面通りに捉えると危険な理由
水平線やそれを用いたライントレードの説明として
「チャートが何度も止められている水平線が重要」
というのはよくありますが、実はこの話を額面通りに捉えてしまうとむしろ危険な場合もあります。
例えばこのチャートで高値から引いてきた水平線ではチャートが何度か反発を見せているわけですが、最終的には上へブレイクしていますね。
こういう風に
「何度も止められているもののチャートの反発が段々小さくなっていく水平線」
というのは、むしろその水平線の根拠が弱くなっているという風に見るべきです。
この段々反発が弱くなって最終的にブレイクする形というのは、代表的なチャートパターンとして「アセンディングトライアングル」「ディセンディングトライアングル」「カップウィズハンドル」といったものがあります。
ただ水平線の反発が弱まっているからといってこのチャートパターンに固執するというのも逆に危険で、それは段々水平線での反発が弱まっているのに突破されずに反転するというパターンも普通にあるからです。
こちらは逆に水平線を何度も上抜けしようと段々反発が弱くなっていくものの最終的に下へ動いていったパターンです。
このように「何度も止められている水平線」というのはその後の値動き次第でどちらに転んでもおかしくないという曖昧さがあるため注意が必要です。
反発の根拠としては弱まっているものの、完全に根拠として消えたわけでもないというのが厄介なところですね。
こういう場合のエントリーというのは
「水平線 + 何かもう一つ別の根拠」
という風に考える”二段階認証”の慎重さが求められます。
さらに言うと
「段々反発が弱まってブレイクしたと思いきや失速」
というパターンすらあり得ます。
こんな風に節目として意識されているであろう水平線を上にブレイクした直後に反転してしまっています。
結果的にアセンディングトライアングルが「ダマシ」になった形で、チャートパターンを鵜呑みにしているとこういうところで痛い目を見るわけです。
こういう風に色々なパターンがあることを考えると「ブレイクアウト抜けエントリー」という選択肢そのものを一旦捨て置くのが無難かと思われます。
また、何度も止められている水平線は「ゾーン」「エリア」のように抽象的になっていき、止められたか突破されたかの判断が非常に曖昧になっていきます。
例えばこのチャートに引いた水平線というのは、反発が弱くなっているわけではありませんが、下ヒゲを連発して水平線というよりはもっと曖昧な「反転ゾーン」のようになってきているのが分かると思います。
・値動き次第でどちらに行ってもおかしくない
・「反転ゾーン」として基準が曖昧になっていく
「何度も止められている水平線」というのはこういった特徴を持っているので少し厄介です。
なので、水平線を根拠にカウンターを仕掛けるライントレード手法においてはこういった「何度も止められている水平線」というのを一旦捨て置き、まだチャートが一度もタッチしていない新鮮な水平線を主に使っていきます。
こういった新鮮な水平線というのは、「ライン」として直感的に使うことが出来ます。
こういう風に水平線とのファーストタッチでのプライスアクションを観察して反発を取っていくということですね。
これはとても直感的で簡単と言えます。
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