Tight Chartインジケーターの詳細

ティック数＆時間＆値幅で制限したオフラインチャートを生成するMT4用インジケータです。指定のティック数、指定の値幅（高安値）、指定の時間経過を満たさない間は新しいバーが生成されません。つまり、ティックチャートやレンジバーチャートのような非時系列チャートと、通常の時系列チャートを合体させたチャートを表示させることができます。例えばティック数を70、値幅を3pips、時間を1分として設定した場合、チャート上の1本のバーが生成されるためには、70ティックをカウントし、高安値が3pips以上となり、1分間以上経過するまでは新しいバーは形成されません。これにより、薄商いの相場や、値動きの少ない相場では通常のチャートよりも生成されるバーの本数が少なくなり、1本1本のバーの意味合いが濃くなるとともに、インジケーターのシグナルの発生も限定され、だましのシグナルを減らすことを狙いとしています。

オフラインチャートにEAを適用させることも可能ですが、それにはOnTimer()を使い、秒間隔でトレードロジックを実行させる必要があります。今後タイトチャートを利用したEAの販売も予定しています。
また、商品にはチャート上に現在のTightチャート上のバーの状態を表示するインジケーター（BarInfo）も付属しています。

付属のBarInfoインジを適用したチャートの表示内容

※BarInfoインジは通常のチャートにも適用できます。

商品に含まれるファイル

[TTB]TightChart.ex4	オフラインチャートを書き出すインジケーターです。
[TTB]BarInfo.ex4	オフランチャートに適用すると、現在のバーの状態（経過時間、値幅、ティック数など）を表示します。

Tight Chartのパラメーター設定値

パラメーター設定値	説明
TimeFrame	タイトチャートのタイムフレーム（※）を指定します。 ※便宜的に他のタイムフレームと識別するためのタイムフレーム数値となります。 ※既存のタイムフレーム（1、5、15、30、60など）以外の数値を入力してください。
ティック数	バー1本分が生成されるまでに必要なティック数を入力します。ティック数がこれ以上カウントされないと、新しいバーは生成されません。 ※0以下の場合は無視され、他の条件のみ判定されます。
値幅(pips)	1本のバーの最小の値幅（高安値）をpips単位で設定します。バーの値幅がこれ以上ないと、新しいバーは生成されません。 ※0以下の場合は無視され、他の条件のみ判定されます。
時間(分)	1本のバーが生成されるまでの最小時間を分単位で設定します。他の条件を満たしていても、指定時間が経過していなければ、新しいバーは生成されません。 ※0以下の場合は無視され、他の条件のみ判定されます。

BarInfoのパラメーター設定値

パラメーター設定値	説明
テキストのX座標	テキストのコーナーからのX座標位置をピクセル単位で指定します。
テキストのY座標	テキストのコーナーからのY座標位置をピクセル単位で指定します。
テキストの表示位置	テキストの表示位置を指定します。 Left upper chart corner：左上端に表示 Right upper chart corner：右上端に表示 Left lower chart corner：左下端に表示 Right lower chart corner：右下端に表示
ボタンのX座標	ボタンのX座標位置をピクセル単位で指定します。
ボタンのY座標	ボタンのY座標位置をピクセル単位で指定します。

インジケーターのインストール方法

購入したファイル一式をダウンロードします（TightChart.zip）。
ダウンロードしたzipファイルを解凍します。中に2つのファイルが入っています（[TTB]TightChart.ex4、[TTB]BarInfo.ex4）。
MT4のデータフォルダを開きます：[ファイル]⇒[データフォルダを開く]⇒MQL4、Indicatorsの順にフォルダを開く。
Indicatorsフォルダの中に解凍した2つのファイルを入れます。
MT4を再起動します。
インストールが成功すれば、ナビケ―ターにインジケ―ター名が表示されるはずです。
これをチャートに適用します。

タイトチャートの作成方法

タイトチャートを作成したい通貨ペアのチャートにTightChartを適用します。 ※時間足は何でもかまいません。パラメーター設定画面を開いたら、まず「全般」タブを開き「DLLの使用を許可する」にチェックを入れてください。次に「パラメーターの入力」タブを開き、パラメーターに任意の値を入力し、OKボタンをクリックします。
「ファイル」メニューの「オフラインチャート」を開くと、タイトチャートが生成されています。
タイトチャート名は「[通貨ペア名],M3」のようになっています。これを選択し「開く」ボタンをクリックすれば、Tightチャートを開くことができます。