マルチタイムフレーム(MTF)に対応した移動平均線『MTFMASmoothedX7』です。よく見る階段状の移動平均線と、階段状の終値同士を結んで平滑化した移動平均線の2種類(どちらか)を7本表示できます。さらに、現在の移動平均価格と現在レート間の差分 pips を表示できるようにしてみました。
MTF 移動平均線は MT4 標準の Moving Average でも擬似的に表示は可能ですが、実際の上位足の移動平均線とは計算結果が違います。擬似 MTF 移動平均線では目標価格に届いていないのに実際の上位足チャートの移動平均線で見ると届いていたり。逆もありますよね。 例えば、5分足に1時間足 10SMA の疑似 MTF 移動平均線を表示させると、過去120本の平均値が5分ごとに確定されて(計算開始時間は必ず120本前で、0分だったり5分だったり30分だったりしますが1時間足は必ず0分から計算を開始)チャートに書き込まれますが、その間の1時間足の移動平均線は確定せず、次の○時 0 分まで計算を続けています。計算の開始時間と計算期間が違えば当然結果も変わります。
この差は見過ごせない
このインジケーターは、上位足が確定するまで計算を続けていますので上位足の移動平均線とまったく同じ値を表示して次の終値と接続します。しかもカクカクではなく上位足の移動平均線そのままの状態で滑らかに表示します。ステップを選択すれば階段状にも表示できます。
もう、届いてる?届いてない?なんて無駄な思考はこのインジケーターで排除して取引に集中してください。
バージョンアップ
- バージョンアップ 1.22(2024.05.09)
- ショートカットキーで移動平均線を表示/非表示できるようにしました。「非表示にするキー」でお好みのキーを割り当てて下さい。
- ショートカットキーで移動平均線を表示/非表示できるようにしました。「非表示にするキー」でお好みのキーを割り当てて下さい。
パラメーター
- 移動平均線1 対象の時間足
一本目の移動平均線に表示させたい上位時間足を指定します。現在足にすると通常の移動平均線として使用できます。2本目〜7本目はパラメーター毎にまとめて変更できます。
※ 現在足を指定すると、スロープを指定していても平滑化ロジックをスルーしますので負荷は通常の移動平均線と変わりません。安心してご利用ください。
※ 1分足に月足を表示させると MT4 の処理が遅くなります。例えば期間 30 にすると、月末に向かって最大 1,296,000 本のバーを対象に毎ティック計算することになります。このインジケーターはバー数制限をしても、その本数以上を必要とする時間足を指定すると最低1本のラインは表示しようとします。ただし、オプションで指定するチャートの最大バー数を超えて表示することはできません。- 期間
計算する期間(バーの本数)を指定します。 - 移動平均の種別
「単純移動平均(Simple Moving Average SMA)」「指数移動平均(Exponential Moving Average EMA)」「平滑移動平均(Smoothed Moving Average SMMA)」「線形加重移動平均(Linear Weighted Moving Average LWMA)」から選べます。 - 適用価格
「Close price 終値」「Open price 始値」「High price 期間の高値」「Low price 期間の安値」「Median price 中間価格 (高+低)÷2」「Typical price 典型的価格 (高+低+終)÷3」「Weighted price 平均価格 (高+低+終+終)÷4」から選べます。 - 色
- 線種
- 太さ
- 表示移動(シフト)
移動平均線の表示位置を左右にずらせます。 - 表示方法
「スロープ(平滑化)」「ステップ(階段状)」から選べます。
- 期間
- 2本目〜7本目MTF移動平均線のパラメーター 初期設定では false になっていますのでご利用になりたい本数分を true にして各パラメーターを設定してください。
- マウスオーバーで [時間足]期間 を表示する
移動平均線の現在時間にカーソルを近づけると移動平均線の情報を表示します。描画方式の都合で、上位足を設定するとツールチップが表示されにくくなるための対策です。
表示形式:[H1] S14 = [時間足] 移動平均種別の頭文字 期間
※ S = SMA、E = EMA、SM = SMMA、LW = LWMA - 差分 pips を表示する
移動平均線の現在価格へカーソルを近づけると「 + 」が表示されますので、クリックすると現在時間の移動平均価格とレート間の pips が表示されてリアルタイムに更新されます。差分 pips テキスト左側の「Bid」または「Ask」をクリックすると参照レート価格を切り替えられます。使用しない場合は false にしておけば機能をスルーしますので負荷はかかりません。
※ true にした状態でも pips を表示していなければ計算をしませんので負荷はかかりません。- 差分 pips を表示して開始
差分 pips を常時表示します。テキストをクリックすると非表示にできます。ラインが密集した箇所ではクリックが困難な場合がありますので、その場合はここを true にするとクリックしなくても表示されます。 - 差分 pips 表示位置(バー数)
テキスト位置をバーの本数単位で変更できます。正数で右に、負数で左に移動できます。 - 差分 pips の正負の方向を変える
レートから見た移動平均線までの pips なのか、移動平均線から見たレートまでの pips なのかを + – の表示でお好みの方向へ変更できます。 - 差分 pips を絶対値で表示する
false にすると現在時間の移動平均価格がレートより安値にあれば負数で表示します。
- 差分 pips 参照価格
算出元となる価格を Bid、Ask から選択します。ここで設定した価格が初期設定になりますが、テキスト左の「Bid」「Ask」をクリックしても切り替えられます。 - 参照価格名を表示する
テキスト右側に参照している価格「Bid」または「Ask」を表示します。
- 差分 pips の文字サイズ
- 差分 pips の文字色
None を選択するとラインの色を反映します。ライン色と別の色を指定できます。
- 差分 pips を表示して開始
- 描画するバー数を制限する
- 描画するバー数
- MTFMASmoothedX7 を非表示にするキー
設定したキーを押下すると7本すべてを表示/非表示できます。 - MTFMASmoothedX7 を使用する
false にすると機能をオフにできます。
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