





PIVOTは、RSIやADXを生み出したJ.W.ワイルダー氏が考案した分析手法で、リアクション・トレンド・システムとも呼ばれ、世界中の多くのトレーダーが使っているインジケータです。ブレイクアウトや逆張り、ドテンなどのエントリーとして利用したり、利益確定や損切りの目安として利用されています。
PIVOTには、Daily PivotとWeekly Pivotがあり、マルチPivotインジケータはDaily Pivotです(次のバージョンでWeekly Pivotにも対応予定で、もちろん無償でバージョンアップ可能です)。
世にたくさんあるDaily PIVOTですが、これは、前日の値動きから当日の値動きの範囲(抵抗線・支持線)を算出します。この「前日」という部分で引っかかりを持つ方はいらっしゃいませんか?
前日、つまり前の日の0時から23時59分までの期間を示すのですが、この基準は「サーバータイム」が基準となっています。もしあなたが使っているブローカーがGMT±0のサーバーだった場合、UKタイムのサーバーでトレードしている人とは違うPIVOTラインを見ていることになります。逆もしかり。なぜなら、時差が存在するからです。
トレードに勝つには、多くの人が使っているインジケータとパラメータを使うことが重要なのは皆さんご存じでしょうが、サーバータイムの違いによって見ているインジケータが異なるという事実に私は違和感を感じてしまいました。「自分の使っているブローカーのサーバータイムとは違うサーバーでPIVOTを見ている人は、一体どこにあるラインを基準にしているのだろう?」という疑問が大きくなっていったのです。
右図はマルチPivotインジケータでGMT±0とUKタイムのPivotを描画するモードで描いたPivotラインです(1時間足チャート)。英数字3文字の末尾がGのものはGMT±0のサーバーでのPivotライン、UのものはUKタイムのサーバーでのPivotラインです。かなり違うのが分かって頂けると思います。もし、世界中のトレーダーの半数がUKタイム、半数がGMT±0のサーバーでトレードしていたとすると、世界の50%のトレーダーが見ているPivotラインを知らずしてトレードしていたことになります。
マルチPivotインジケータは、GMT±0とUKタイムのPIVOTのいずれか、あるいは両方をチャートにプロットすることが出来ます(Daily Pivotですから、H1以下の時間足で表示します)。つまり、他の時間帯のサーバーを利用しているトレーダーが見ているPivotラインも見ることができるようになるのです。
また、Pivotで引かれる7種類のライン(ピボットポイント<PP>、レジスタンス1~3<R1~R3>、サポート1~3<S1~S3>)に加えて、前日高安値と今日のオープンプライスの3種類のラインも一緒に引いています。
ぜひ、マルチPivotインジケータが、あなたの順調なトレードライフの武器となりますように。
※ GogoJungleの口座縛りがありますが、追加の口座については費用負担無しでご利用頂けるように思案中です。
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