【インジケーターの概要】
デイリーピボットは、シンプルがゆえに「どの投資家が見ても100%同じ」で解釈の齟齬(そご)が起きません。
それがゆえに、多くの投資家が「取り合えず見ておく」といった重要な指標であると言えるでしょう。 その前日のデイリーピボットに対して、価格が上か下かで色分けするツールが「Pivot_Trend_Changer」です。 デフォルトの設定では、前日のデイリーピボットより価格が上なら「青色」に、下なら「赤色」に表示されます。 ピボットの計算式は以下の通りです。 (前日の高値 + 前日の安値 + 前日の終値) / 3
また表示させる時間足を変えても「一日の区切り」は変更されないので、マルチタイムフレームにも対応しています。
例)15分足だと96本分、4時間足だと6本分のローソク足がブロックの区切り ※ブロックが表示されるのは日足以下です。週足、月足にするとブロックは表示されません。
さらに当日の色に関しては、直前の1分足の終値が基準となっていますのでリペイントします。 (前日から以前に関しては、終値が確定しているためリペイントなし) 「リペイントあり」のツールは良くない印象もありますが、ピボットの場合は各市場のオープン時の色を見て方向を予測することができるというメリットがあります。
【使い方】
・ピボットの方向に合わせたトレンドフォロー
例えば、ブロックが青色なら買い注文だけ、赤色なら売り注文だけに絞ることで、逆行した時のリスクを軽減することも可能です。
実際にこの理論を採用した手法や自動売買も多いです。
・オープンレンジの判断 当日のブロックの色はリペイントしますので、東京市場、欧州市場、ニューヨーク市場の各オープン時間で、その日の方向性を予想することができます。 方向性をいつ判断するかは様々ですが、市場開始から15分後、30分後、60分後などが良く採用されています。
・現在のトレンドの把握 ブロックの色は、疑似的な日足の陽線・陰線と読み取ることもできます。 これにより、(特に下位足のトレードで)自分の判断がトレンドに逆らっていないかを確かめることができます。 (これはめちゃくちゃ重要です)
※これらは使い方の一例ですが、ピボットは多くの手法と併用することができますので、「ただ単に表示させておくだけ」でも、トレーダーの助けとなるかと思います。
【パラメーターの説明】
【Past_Days】 過去に表示させるブロックの数を指定できます。 数を多くし過ぎるとMT4の動作が重くなる可能性があります。 【Up_Pivot_Color】 前日のピボットより上の場合の、ブロックの色を指定できます。 【Down_Pivot_Color】 前日のピボットより下の場合の、ブロックの色を指定できます。
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