ボリンジャーバンドのスクイズ (収縮) 状態からのブレイクアウトトレードは定評のあるトレード法です。またボリンジャーバンドの収縮開始で利確するトレード法も一般的手法です。それらのトレードを楽に確実に行うために BBWind を是非ご利用ください。
BBWind はトレンドがない状態からトレンド状態への移行、(強い)トレンド状態から非トレンドへの移行あるいはトレンド反転に特化したインディケーターです。それだけ見ていては上げているのか下げているのかは分かりません。そんな一見致命的な欠陥があるトレンドのインディケーターですがスキャルピングにとても有用です。
BBWind の有用性をその欠点を含めいくつかチャートでお示しします。
上のサブウィンドウに BBWind が、下のサブウィンドウに MACD が示されています。BBWind には 1000 本のローソク足について計算した BBWind の最小値を 5.57% =(1/ 1.618)^32 としたフィボナッチ比のスケールが水平な点線で示されていますがここでは最小スケール 23.8 % 以下をスクイズ状態の一つの基準とすることにします。① の BBWind 上昇は二連陰線による下方ブレイク、下降トレンドの開始を反映しています。その後 BBWind は一旦下げ、②で再度上昇します。BBWind だけ見ているといったん少し戻しての再下降かと勘違いしそうですが実際には反転しての上昇トレンドの開始となっています。つまり ① と ② の間での BBWind の低下は損切りのシグナルになっています。② を買いシグナルとして買いエントリーすればその後は比較的順調に上昇し BBWind も上昇します。③ のシグナルクロスか、その一本前での BBWind の反転を決済シグナルとすれば勝ちトレードになります。MACD の売買シグナルとほぼ同様なタイミングで BBWind でも売買ができます。
何だか面倒くさい話だなと感じるかもしれません。要はボリンジャーバンドのバンドウォークの開始でエントリーし、バンドウォークからの離脱、中央線への回帰で決済すればよいのです。ボリンジャーバンドも表示させて参照しながらトレードすれば迷うことはありません。
下のチャートでは BBWind の低い位置 (23.6 % 以下) での上方向への反転でエントリーしBBWindの下方向への反転で決済するタイミングを縦線 ①-⑮ で示しました。① は売り、③ は買い、⑤ は買い、⑦ は売り、⑨ は売り、⑪ は買い、⑬ は売りとなります。
低い位置 (スクイズ状態) らの BBWind の上昇でトレードすれば勝てる場合が多そうなことがご理解いただけると思います。
上のチャートでも BBWind の上方向への反転でエントリーし BBWind の下方向への反転で決済するタイミングを縦線 ①-⑩ で示しました。③, ⑦ でエントリーしますとすぐに反転して反対側のボリンジャーバンドに到達してバンドウォークを開始します。このような「意外な動き」は確実に損切りを伴いますのでそれが原動力になった動きが発生して勝てる可能性が高くなります。
FX のトレード、特にスキャルピングでは損切りを意識してトレードすることが重要です。誰かが損をするから儲けられるのです。潜在的損切トレーダー (鴨 !) の蓄積がトレードの前提となります。二つの場合があります。一つは Bob Volman (“Forex Price Action Scalping: an in-depth look into the field of professional scalping” 邦訳「FXスキャルピング」) がトレードで重視するビルドアップないしはクラスター形成でボリンジャーバンドの収縮に相当します。
「行き過ぎたトレンド」もトレーダーの損切りによって発生します。しばしばボリンジャーバンドの間違った使い方と言われる ±2σ タッチでの逆張りですが、損切りが出尽くす、つまり損切トレーダーが多発すると (鴨が多数討ち死にすると) 高確率で戻ります。150 % 以上の BBWind は概ね行き過ぎていて下図 ① の反転シグナルで買いの逆張り的トレードを開始すれば利確のチャンスが訪れます。しかし BBWind 的にはほとんど同様な ② の反転シグナルで買いの逆張り的トレードを行うと多分、損切りとなってしまいます。逆 N 字パターンで典型的な下落パターンとなっています。このような場合はもうすぐには戻りませんから下図のように二本の赤線で挟んだプルバックが損切り圧力となると考えて、それと等幅で指値 (黄色の線) を入れて逆張り的トレードをするのが得策です。黄色の線の到達しない場合も黄色の線のところで止まらない場合もあります。突き抜ける場合に備えてフィボナッチ比でさらに下 (白線) に指値を入れた方が安全かもしれません。何らかの方法でできるだけ根拠ある指値をしましょう。
根拠ある指値としては過去の高値、安値、移動平均線、トレンドラインなどが考えられます。1 時間足、4 時間足、日足、週足、月足の高値、安値を表示するスクリプト HL_plot を、おまけとして付けますのでご利用ください。損切りレベルの設定にも使えます。スクリプト HL_plot をチャートにドロップすると下図のようにたくさんの水平線が引かれます。
青の破線は直近 100 本の 1 時間足の高値、安値、黄色の一点鎖線は直近 100 本 4 時間足の高値、安値を示しています。
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