とれとれ_28CP_Selectインジケータのご紹介
1. 概要
投資の王道である、トレンドフォローに徹したインジケータ「とれとれインジケータ」と併用して使うことを想定して作られたインジケータで、全28通貨ペアの中から、今、どの通貨ペアを選んだら良いかが一目でわかるインジケータです。
1分足から日足までの、全28通貨ペアのチャートに「とれとれインジケータ」を導入した場合に、それぞれのメイン線の数値と、トレードの方向がどうなっているかを、テーブル形式で表示します。
時間足毎に、数値の並び替えができるので、今現在、最も収束状態にある通貨ペアを容易に探し出すことができます。また、逆に拡散状態にある通貨ペア名も分かるので、「拡散状態の通貨ペアはトレードしない」といった、使い方もできます。
2. 本インジケータの特徴
(ア) 全28通貨ペアの、「とれとれインジケータ」のメイン線の数値データを、1分足から日足まで一覧表として表示します。
(イ) 数値は、時間足毎に、昇順/降順に並び替えられます。
(ウ) その時間足で、最も収束している通貨ペアと、乖離している通貨ペアが明らかになります。
(エ) 「とれとれインジケータ」のメイン線の色と連動し、「売り」、「買い」「待機」で、数字の表示色を変えています。
(売り:OrangeRed、買い:Aqua、待機:Lime)
(オ) 省力化を実現
28通貨ペアに対して、時間足6組(M1,M5,M15,H1,H4,D1)の全てのチャートを表示させるとすれば、168枚(28*6)ものMT4チャートを開く必要があります。この中から、最も乖離の少ない通貨ペアを探すことは、もはや人手では無理な作業です。これを難なく行ってくれるのが、このインジケータなのです。
3. パラメータの設定
[項目] [内容] [デフォルト設定値]
TF_M1 1分足を表示する true
TF_M5 5分足を表示する true
TF_M15 15分足を表示する true
TF_H1 1時間足を表示する true
TF_H4 4時間足を表示する true
TF_D1 日足を表示する true
※時間足を、falseにすると、その時間足は表示されなくなります。
1分足を表示させてMT4の動作が重くなる場合は、1分足を非表示にすると、その分だけ動作が軽くなります。
CL_NON 待機の表示色 Lime
CL_KAI 買いの表示色 Aqua
CL_URI 売りの表示色 OrangeRed corner 表示コーナー 0
FontSize フォントサイズ 11
x_org x軸開始位置 20 y_org y軸開始位置 28
x_shift 列の幅 90
r_1 行の間隔 25
※ディスプレイによって、表示される数字が重なる場合には、列の幅や行の間隔を広げることで見やすくなります。
4. 使い方
<インジケータの導入>
任意の通貨ペアのチャートにインジケータを導入します。
全般タブの「DLLの使用を許可する」にチェックを入れてください。
(チェックが入っていないとエラーが表示されます。)
インジケータは、メインウィンドウに表示されます。
<説明図>
左の列が通貨ペア名です。
[M1]~[D1]が時間足です。
時間足をマウスでクリックすることで、昇順/降順に並び替えができます。
上の図は、[D1]をクリックして、日足の収束順に並び替えたものです。日足では、USDCADが最も収束しています。[M1]~[H1]のカラーが赤色なので、短期時間足で下落が発生していることも読み取れます。
5. トレード事例
(1)EURUSDの売り
「とれとれ28CP_Select」インジケータを使って、まず日足などの長い時間足で数値の昇順に並び替えを行います。
数値の小さい通貨ペアに注目します。数値が小さい程、より収束した状態になっているわけです。この段階で、28通貨ペアから2~3通貨ペアに絞り込みます。
絞り込んだ通貨ペアのうち、短期時間足で赤色または青色になっている通貨ペアであって、短期時間足でも、相対的な数値が小さいものを見つけます。
これをトレードする対象の通貨ペアにします。
上の図で、[D1]をマウスでクリックして、昇順に並び替えます。
AUDCAD、EURUSD、CADCHFが小さい数値ですので、これらの通貨ペアが収束状態に近いことを示しています。この中でも、EURUSDの1分足と15分足が赤色の表示となっており、[M1][M15]の各数値も小さい値となっています。そこで、EURUSDをトレード対象の通貨ペアにして、「売り」方向にトレードすることにします。
EURUSDの5分足チャートに、半自動EAの「TrendLine-EX」を導入します。5分足チャートでは、「とれとれインジケータ」では、まだメイン線が赤色になっていないのですが、「仕掛けて待つトレード」を行うことにします。
上の図は、EURUSDの5分足チャートに、「TrendLine-EX」を入れ、切り上げラインを引いてから、Activeにしたものです。右上がりの赤い線をレートが下抜けしたら、自動で売りエントリーされます。
少し時間が経過した後の画面コピーです。
レートが大きく下がったので、売りエントリーが発動しました。この時、サブウィンドウの「とれとれインジケータ」のメイン線の色も赤に変わっています。
「TrendLine-EX」は、ワンクリックで、SL(損切り)を建値に設定する機能があるので、これを有効にします。自動的にSLが建値に設定されたので、これで「負けなし」のトレードになりました。
後は、TP(利確)ラインにタッチするか、斜めに引いたTLXラインにタッチすれば、自動的に決済されるので、放置しておくだけです。
最終的には、設定した利確ラインにタッチして決済されました。利益額は\6,523でした。
(2)GBPUSD、「下降トレンド戻り売り」
[M1]で降順に並び替えたものです。下から6行目のGBPUSDは、 [M1]~[H4]でかなり小さい数値になっています。[M1][M15][H1]で、赤色表示になっています。
上の図は、GBPUSDの15分足チャートです。
長期時間足でも下降トレンドになっています。下降トレンド中の「戻り売り」を狙う局面です。
サブウィンドウに表示した「とれとれインジケータ」が収束するまで待ちます。メイン線のカラーが桃色から赤色に変わり、大底から反転上昇してきました。ここで、売りエントリーします。
典型的な「戻り売り」のチャート局面なので、ロット数を多めに設定しました。ロット数計算に使用したのは、無料インジケータの「維持率計算機 mini」を使いました。
https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/41718
「維持率計算機 mini」では、維持率500%で計算ロット数が1.23と示されたので、ロット1.23でトレードを行いました。
今回は、「TrendLine-EX」を使わずに、手動でSLとTPを設定しました。手動ですので、かなりいい加減で、直近高値付近にSL、リスクリワードが1以上で、この辺りまでなら伸びるだろうと適当にTPを入れています。
チャートでは、まだまだ伸びそうなのですが、「利食い千人力」で、手堅く利確することにしました。
結果は、上図の通りです。ロット数を増やしていたので、
「とれとれインジケータ」と、「とれとれ28CP_Selectインジケータ」を組み合わせて使うことにより、かなりサクッと、「獲れるところだけを獲る」狙いすましのトレードが出来るようになります。
(3)NZDUSD、やや出遅れからの「買い」
「とれとれ28CP_Select」インジケータを使って、[D1]で昇順に並び替えました。
日足では、NZDUSDが最も収束しています。[M1]、[M5]、[M15]の数字が、青色になっているので、短期時間足では上昇トレンドが発生しています。少しで出遅れ気味かもしれませんが、NZDUSDの5分足で買いトレードを行ってみることにします。
NZDUSDの日足チャートです。
下降トレンドが終わり、ここからトレンド転換して反転上昇する可能性が期待できます。
5分足チャートです。
5分足では、既に上昇が始まっています。
「とれとれインジケータ」も、ずっと赤色か桃色だったメイン線の色が、青色に変わりました。
トレードのタイミングとしては、やや出遅れなのですが、長期時間足で見ればもっと上に伸びるだろうと考え、ここから買っていこうと思います。
ロット計算には、無料インジケータの「維持率計算機mini」を使います。
維持率が1000%だと、ロット数は3.01と計算されたので、ロット数を1.00として、3分割で買いトレードを実施します。
「TrendLine-EX」を使用し、固定ロット1.00で3分割の自動エントリーを設定しました。
右肩下がりの切り下げラインを適当に引いておき、このラインを上抜けしたら、買いの自動エントリーが発動します。設定は、固定ロット1.00、3分割、M20Entry、Pyramidを指定しました。これで、後は放置しておくだけです。
自動でエントリーされたので、利確目標を、直近高値付近に設定しました。
その後、順調に上に伸びてきました。自動分割エントリーが3本とも動作して、買いポジションのロット数が3.00になりました。含み益が\10,382出ているので、欲張って3本のTPを、直近安値、一つ前の直近安値、もう一つ前の直近安値に設定し直しました。安全安心の為、SL建値設定もONにしておきます。
(4)EURCAD 売り
「とれとれ28CP_Select」インジケータで、時間足[M5]で昇順に並び替えました。上から3番目のEURCADで、[M1][M5][M15]のカラーが赤になっています。EURCADの短期時間足では、既に下落が始まっていることを示しています。
5分足のEURCADのチャートです。
「とれとれインジケータ」で、メイン線の位置が底から反転、色が赤に変わっているので、売りトレードを開始できます。
ロット数の計算は、「維持率mini」インジケータを使うと、維持率
1000%で1.71になります。そこで、ロットを1.7として、売り方向に手動でエントリーしました。SLとTPは、直近高安値に入れておきます。この例ですとリスクリワードがあまり良くないので、レートが下げてきたらSLを建値に引き下げて、安全を確保しましょう。
このままさらに下落してくるのであれば、
最終的には、ストンと下落してきたので、利益\17,920で終了しました。画面コピーを以下に示します。
(5)AUDUSD (全通貨ペアから、今動いている通貨ペアを探す)
「とれとれ28CP_Selcet」インジケータをTotalの列で昇順並び替えます。Totalの列は、最も収束している通貨ペアから順にカラーが、赤、オレンジ、黄色に変わります。逆に最も乖離している通貨ペアのカラーは、水色、青、紫に変わります。
この実施例では、フォントサイズを12にしました。フォントサイズ12の方が、より見やすくなります。
「TrendLine-EX」を使って、売りトレードを開始します。時間足は5分足です。ロット数は、自動ロット指定なので、「TrendLine-EX」にお任せです。分割数2でロット数が0.21になりました。
切り上げラインを引いておき、これを割り込んだら、自動売りエントリーが動作します。
下半分に表示させた「とれとれインジケータ」では、底に近い収束状態から拡散方向に向かっていて、メイン線の色が赤になっています。
短時間で、AUDUSDのレートがスルスルと下がってきたので、「TrendLine-EX」により自動利確しました。
※「とれとれ28CP_Selcet」インジケータで、全28通貨の中から、最も収束状態にある通貨ペアを探し、その通貨ペアの動いている方向(トレンド方向)に乗るだけで、しっかり利益が得られたのです。
6. まとめ
「とれとれ_28CP_Select」インジケータは、28通貨ペアの1分足[M1]から、日足[D1]までの時間足で、最も乖離/収束している通貨ペアをリアルタイムで探し出すことができます。相場の本質である乖離/収束の波動を、数値として相対的に評価し、さらに上昇トレンド/下降トレンドの方向性も確認できます。
収束状態にある通貨ペアが、次に拡散状態に向かうことは、波動である相場の本質なので、必ず発生する事象です。遅かれ、早かれ発生するのですが、何時発生するかは、相場の神様しか知りません。そこで、「とれとれインジケータ」と組み合わせることで、拡散の初動とその方向を捉えることができるのです。
「とれとれ_28CP_Select」インジケータと、「とれとれインジケータ」と組み合わせれば、最強のツールが手に入ることになります。
さらに、「TrendLine-EX」も組み合わせれば、もう最強無双状態になります。
本インジケータは、トレーダーの「強力なサポートツール」となることでしょう。
7. その他の注意事項
このインジケータは、「28通貨ペアの1分足データ」を使っています。そのため、最初にインジケータを導入した時点で、MT4に「28通貨ペアの1分足データ」が無い場合は、データを取り込みに【恐ろしく時間が掛かる】ことがあります。まるで、MT4がフリーズしたかのようになります。そのような場合は、お湯を沸かしてゆっくりお茶でも飲んで待っていてください。 「28通貨ペアの各時間足のデータ」がMT4に読み込まれれば、インジケータとして正常に機能するようになります。
また、1分足データは使わないという方は、パラメータの[TF_M1]をfalseに設定してください。これにより、1分足の列が全て表示されないようになり、MT4の動作が少し軽くなるはずです。(他の時間足もfalse設定で非表示にすることができます。)
8. バージョンアップ履歴
<Ver1.00> 2024/03/22
初期開発バージョン
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