「MADsigAT 売買シグナル」は移動平均偏差のインディケータ MADind とボリンジャーバンド幅のインディケータ BBWind を参照して裁量売買に有用な売買シグナルを発生します。またグローバル変数を介して別売の EA (TMea, VMea, PMea, SCLea 等) に売買指令を出せますので容易に多数の自動売買システムが生成されます。それらの中にあなたの通貨ペア、トレード時間帯に適した儲かる裁量トレードスキーム、自動売買システムがあるかもしれません。
MADind と BBWind についての詳しい説明は別売しておりますインディケータ「MADind MACD より早くて使いやすい (アラーム付き)」および「BBWind トレンド検出、監視 (アラーム付き)」の商品概要をご覧ください。
ストラテジーテスターのビジュアルモードで MADsigAT の使い方を説明します。MADsigAT のシグナルを表示させるための EA は何でも (MT4 に付属の MACD Sample 等) 構わないのですがここでは MADsigAT による自動売買が可能な TMea 時間マーチンゲイルスキャル EA を選択します。ビジュアルモードでスタートボタンをクリックしますと下図のように TMea が売買指令待ちの状態となり右上に pending, TMea と表示されます。この状態でストップボタンをクリックして一時停止します。
MADsigAT をナビゲータからチャートにドロップしますと下のようなパラメータの入力ウィンドウが表示されますので必要に応じて値を変更します。
最初の4 行はトレード開始時刻と終了時刻を指定します。冬時間での 3-30-14-30 の設定ですと日本時間では 10 時 30 分から21 時 30 分までとなります。次の BBW_thr は BBW のシグナルゴールデンクロスの水準に関する条件でその前のゴールデンクロスの水準の何倍であるかを指定します。次の ea_SN は売買指令を出す EA の短縮名でこの場合 TM となります。最後の reset_time は売買シグナルの有効時間を秒数で指定します。
OK ボタンをクリックしますと MADsigAT が稼働状態になり左上に MADsigAT_TM, active と表示されます。なお下図では参考までに MADind2 , BBWind2 も表示させています。
次の 2 枚のチャートに示しますように BBW のゴールデンクロスが起り、その水準が前のゴールデンクロスの 2 倍を超えることの確認 (A) がトレードの第一段階です。その後、MAD のゴールデンクロスが前のゴールデンクロスより高い水準で起こり正であるか前の水準より低い負の水準で MAD のデッドクロスが起きることを確認します (B)。更に BBW がシグナルより低い水準になったこと (C) を確認して買い (黄緑の上向きの矢印) あるいは売り (下向きの橙色の矢印) のシグナルを表示します。
これらの売買シグナルを参考に裁量トレードを行うことができますし EA に売買指令をグローバル変数経由で送ることもできます。EA は売買条件を満たしていれば自動的にエントリーし利確ないしは損切をします。
MADsigAT の売買シグナルで 4 種類の EA (TMea, VMea, PMea, SCLea) で売買パラメータ最適化のためのバックテストを行いました。USDJPY (0.01 ロット) で行った約 2 ヶ月間 (2024 年 8月 1 日から 9 月 27 日) の結果を表にします。
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EA 売買バラメータ 総利益 平均利益 トレード数 勝率 pf
(US$) (US$/トレード) (%)
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TMea 140 秒 6.8 0.09 79 53.2 1.68
TMea 150 秒 7.4 0.10 77 52.0 1.66
TMea 160 秒 7.6 0.10 76 51.3 1.62
TMea 180 秒 3.2 0.04 70 50.0 1.22
VMea 320 ticks 7.9 0.12 68 54.4 1.57
VMea 340 ticks 9.0 0.13 68 52.9 1.62
VMea 360 ticks 6.9 0.10 67 49.6 1.46
PMea 3.0 pips 2.8 0.07 69 59.4 1.09
PMea 4.0 pips 3.0 0.07 67 61.2 1.46
PMea 5.0 pips 3.2 0.07 70 52.9 1.36
SCLea 20 pips 10.4 0.21 49 36.7 1.75
SCLea 25 pips 11.5 0.23 49 36.7 1.82
SCLea 30 pips 14.9 0.31 48 37.5 2.05
SCLea 35 pips 9.5 0.20 48 35.4 1.66
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一般に長期間のバックテストあるいはフォワードテストで pf が 1.25 - 1.5 であれば優秀な EA とされているようです。pf が 2 以上の優位性はあり得ない、いずれ化けの皮がはがれるそうですが上記の結果の最適パラメータでは pf が概ね 1.5 を超えており MADsigAT が有用な売買シグナルあることを示していると考えます。
なお TMea, VMea についての詳しい説明は別売しておりますEA「TMea 時間マーチンゲイルスキャル EA (VMea 出来高マーチンゲイルスキャル EA のおまけ付き)」の商品概要をご覧ください。また PMea, SCLea についての詳しい説明は別売予定の EA 「PMea 損益マーチンゲイルスキャル EA (SPMea, SCLea スキャル EA のおまけ付き)」 の商品概要をご覧ください。
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