環境認識できる人にはとても役立つツール
自分のトレードは1時間足以上の押し目戻りを短期足で取るデイトレスタイルですが、エントリーは夕方からの監視で1日に1回~2回程度、物足りなさもあったため、1分足で手堅くトレードできるツールを探していました。
エントリー分析が楽にできるかもと思い昨日購入し、テスターでドル円1分足を、付属のUltimate_bandといつも見ているMAを加えて、しばらく走らせながらツールの動きをチェックしてみました。
感想としては、環境認識ができる人には、『迷わず』『楽に』勝率の高いエントリーポイントを厳選することができるツールだと思います。逆に環境認識ができないトレーダーにはこのツールの良さはわからないと思います。
評価内容としては先ず、値幅が少なく入るべきではない部分はバンド内でのサイン出現になるため、簡単にスルーできる点が良かったです。
ただし、バンド幅は過去足部分も含めながらの更新になるため、サイン出現時にはバンドタッチしてないけれど、後から見るとタッチしてたなんてことがけっこう多いです。これは評価は分かれると思いますが、私の場合は5分足レベルの短期・中期・長期MAからの反発も含めてエントリー判断するので、必ずしもバンドタッチ必須としては見ないため、気になりませんでした。
次に評価できる点は、サインが条件さえ揃えばレンジもトレンドも対応できる手法という点です。一部不満はありますが、トレンドとレンジどちらにも使えるツールってのが素晴らしいです。
レンジではバンドタッチ直後から入れるので、深追いしないように小反発で撤退するように意識すれば勝ちやすいです。
トレンド時は、緩やかなトレンドであれば押し目戻りの良いポイントでサインがでます。
しかし勢いの強いトレンドでは、目視では押し目戻りが入ってて、バンドの反対側付近まできているのに、トレンド方向へのサインが出ないことが多かったです。1方向に急進しているときは、それに比例して戻しもかなりきつくならないとサインが出ないロジックなのだろうと思います。これはロジックが悪いのではなく、レンジも視野に入れたインジケータなので、そこまで求めるのはさすがに要求が厳しすぎると思います。
なので、勢いのあるトレンドには指をくわえて見ているのではなく、せっかくのチャンス相場なので、裁量で押し目戻りからの反発で入るのが良いと思います。
こんな感じでトータルとしては高評価ですが、商品を買うにあたりこれだけは伝えておきたい。
第一に環境認識を自分の裁量でできない人にはこのツールを使いこなすことは不可能です。自分の目でチャートのトレンドとレンジ、転換期、買い目線売り目線が常に判断できないと、せっかくのサインも何の役にも立ちません。
次に、損切と利確のルールも自分で決めれないと、ツールを使いこなすことはできません。自分の損切と利確のルールが無い人は、ツールの購入よりも先に資金管理も含めてFXの基礎の勉強をなさったほうが賢明です。環境認識と損切・利確、資金管理はトレードの本当に大事な部分なので、ツール云々の話以前の重要課題であります。