眞壁憲治郎のFX長者列伝 第3回
当企画は、投資家の眞壁憲治郎さんが募ったトレーダーの皆さんにFXで「わらしべ長者」を目指していただこうというもの。「労働者から資本家へ」をテーマに掲げ、参加者が知識と技量をしっかりと身につけながら、わずかな資金からでも大きく勝てるようになっていくことを目標としています。
※この記事は、FX攻略.com2019年12月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
眞壁憲治郎さんプロフィール
まかべ・けんじろう。大学卒業後、商社に勤めながら為替・株・不動産投資を始める。趣味は読書と映画、現在はポーカーの海外トーナメント上位入賞を目指している。なにごとも計画と実行ありき。マイナーな戦国武将の末裔として現代を生きる。
ツイッター:https://twitter.com/mkb1618
メルマガ:投資家の金融マガジン
電子書籍:『投資におけるスキーム論』
上巻「なにを学び、なにを考え、どう計画して、いかに遂行するか」
下巻「どう鍛え、どう実践し、そして成し遂げるか」
資金筋のタイプと個人投資家の傾向
眞壁 この企画は参加者に課題を出し、「トレードを熟達させるためのプロセス」をたどる形式となります。前回は「相場では需給があらゆる材料に優先される」という話をしました。為替や株価は経済状況そのものよりも中央銀行の政策で大きく変動します。ここには「価格が動くほどの資金筋」と「値動きに翻弄される個人投資家」の存在があります。資金筋には「リスクの低いところにマネーを入れる(利確も損切りもしない)」と「個人投資家のロスカットを狙って価格を動かす」というタイプがあります。一方で、個人投資家には「上がれば売り、下がれば買う」「含み益は早く確定し、含み損は大きくなっても耐えようとする」「含み損が許容額を超えると強制決済される」という傾向があります。こうした値動きの裏にある原理を理解できるようになれば利益を得られるチャンスも増えます。例えば、最近のドル円のチャートを見るだけでもこのように考えられます(チャート①)。
Is it OK?