基本は順張り~230億円稼いだ勝つ思考。その②
前回から引き続き、cisさんの本からの話です。
勝つ思考。
基本は順張り。
cisさんの順張りと逆張りの説明。
「上昇局面にあるとき、まだ上がり続けると考えてそこに賭けることを【順張り】
下がっているものが反転して上がると考えて賭けることを【逆張り】という。」
投資を始める人にアドバイス下さいと言われたら、cisさんこう答えるそうです。
「上がり続けるものは上がり、下がり続けるものは下がる」
「今現在買われていることで上がっている、売られていることで下がっている
というのは明確な事実としてそこにある。
であればマーケットの潮目に沿って行動するのがいちばん勝つ可能性が高い。」
cisさんはこれを大原則と言っています。
はじめはこの大原則を理解してないかったために、1000万円ほど負け続けたそうです。
これから上がるか下がるかわからないが、今現在上がっているならそれが事実です。
上がっている事実があるなら買うんです。
私も何度も書いていることですね。
上がっているときは、どこで買うかを考える。
上がっている事実で買う。
負ける人は当然逆をやっているわけです。
上がっているときに、どこで売るかを考える。
これが負ける人の思考です。
cisさんもそれで負け続けていたが、思考をかえて勝てるようになった。
「この大原則に従うようにして今の資産を築くことができた。」
大原則というくらいですが、非常に重要な土台とも言える考え方になります。
相場の世界では負ける人が多い。
多くの人がこの大原則を理解していない、出来ていないと言えますよね。
どうして多くの人が出来ないのか?
cisさんはこう言っています。
「たとえばコインを10回投げて10回表が出たからって、次に投げればどちらになるかといえば、まったくの五分。
けれども多くの人が、そろそろ裏が出るのではないかと意識しがちな傾向にある。」
「それが自然な感覚であり本能なんだと思う。」
「今は上がっているけど、いずれ反転するはず」という風に思いがちだけれど、そう考えるのは「いずれバランスが取れるはず」というイメージに当てはめようとしているだけのこと」
「永遠に上がり続ける株なんてないからいずれ下がるはず」と勝手に考え、いつ反転するかという予想を立ててしまう。
逆張り思考ですよね。
cisさんは本能と言っています。
私は同じことを心理学から解説して以前書いています。⇒逆張りする人の心理学、ギャンブラーの錯誤、少数の法則
「いずれバランスが取れるはず」
上記記事の最後に書いています。
カイジ
この男の思考
ギャンブルではこういう考えが一番危ない
まさに地獄に直結する道
チョキ、チョキ、チョキと来たから
もうチョキがないという読みは
まさに泥沼
カイジという漫画が出来た話。
ジャンケンのゲームで、「バランス理論」というもの出てきます。
チョキ、チョキ、チョキ、ときて、次もチョキとは考え難い。
人のバランスを考える心理を利用して、さらにチョキを出して勝つって場面があります。
「ギャンブルではこういう考えが一番危ない」
トレードも同じです。
「いずれ反転するはず」
「いずれ下がるはず」と勝手に考え、いつ反転するかという予想を立ててしまう。
こういう考えが一番危ない。逆張り思考。バランス思考。
最近も、ドル円が上昇しているときに、売り上がって多くの人がやられていました。
いずれ下がるはず、もう下がるはず、予想を立てて売り向かっていった。
ドル円上昇中で売っている人でこんな発言を見かけました。
「短期でも長期でも、どう考えても上げすぎているという事実は今ここにある」
この発言している人に乗ってドル円に売り向かっている人が何人もいました。
この発言を信じて、まだ下がってもいないのに、こういう発言している人もいました。
「なるほど・・・お蔭様で本日の負けを幾らか挽回できそうです。有難うございます。」
これはさすがに口出そうとしたんですが、それで損切りした直後に下がる可能性もあるんですよね。
そしたら恨まれることもあるので、口出せないですよね。
値動きの未来は誰にもわからないです。
そのあと下がる結果になろうが関係なく、切るのが正解なんですよ。
損切りしたあとの動き、結果はどうでもいいんです。
でも、多くの人は「結果」しか見ないので、納得してもられる可能性が低い。
最初の発言に戻ると、
上げすぎているのは事実ではないですよね。上げすぎているとか下げすぎていることは誰にもわからないことです。
事実はcisさんの言っているこれです。
「今現在買われていることで上がっている
というのは明確な事実としてそこにある。」
上げすぎているのは事実ではない。
事実は上がっているということだけです。
上がっている事実を見て買うんです。順張りです。
私は、実際にドル円が上がっているときに買って行きました。上昇局面にあるとき、まだ上がり続けると考えてそこに賭けることを【順張り】
このトレード動画は最後にリンク張ります。
心理的に買いにくいところでしょう?
cisさんは人を雇ってトレードを教えたことがあったそうです。
「上がり続けるものは上がる」という大原則を教えても、実際にやらせてみるとなかなか他人はできないわけです。
「上がり続けるものは上がる」けれど、実際やるとすれば非常に勇気がいる取引。
高値掴みとか怖い人もいるでしょう。
高値更新して買っています。このまま落下していくことも当然ありえます。
高値掴みしたからといって、損が大きくなるわけじゃないです。
私はエントリーしたらすぐストップロスを置きます。
これで、どこで買おうが損失は同じなんです。自分で決めた損にしかなりません。
今日の高値を掴もうが、年初来高値を掴もうが、史上最高値を掴もうが同じなんです。
こういう話はcisさんの本には書いてないですが、ストップロスをしっかり置くことで、順張りがやりやすくなると思います。
どこで買おうが逆行したら損切りは同じです。上がっているところは怖がらず買って行けばいい。
私は、ドル円を追加でさらに買って行きました。
cisさんが教えた人の中で勝てるようになった人は、買い増しも出来ていたそうです。
買って上がったら、またさらに買い増して行く。
逆張り思考の人だと非常に難しいですよね。
もう下がるんじゃないか、さすがにそろそろ下がるんじゃないか、と常に考えてしまって、追加買うなんて出来ない。
買い増しどころか、売りたくなるでしょう。
しかし、勝ちたいなら、上がっているなら買って行きましょう。
ドル円上がっているから買っていって利益になったトレード動画です。
ドル円を買うシナリオは事前にFX会員ブログで公開していますから、それを見てドル円を買いで取れた人もいます。
事前に私のシナリオをカンニングしていても、実際に上がっているところ買って行くのは、最初はなかなか難しいかと思いますが、練習して行きましょう。
cisさんのいう大原則
「今現在買われていることで上がっている、売られていることで下がっている
というのは明確な事実としてそこにある。
であればマーケットの潮目に沿って行動するのがいちばん勝つ可能性が高い。」
「この大原則に従うようにして今の資産を築くことができた。」
この「勝つ思考」は、cisさんだけの特別なものではなくて、
勝っているトレーダーが共通している大原則です。
勝ちたいなら勝っている人の真似していけばいいんです。
最近、過去記事リンクをいくつか張ってまとめてあるので、
こちらもお勧めです。⇒逆張りで負けて反省したときに読む記事
「よく、値段が下がったから買いを入れて、値上がりを期待するという方がいらっしゃいますが、プロは絶対そうは考えません。」
「マーケットの動く方向に盲目的についていくだけです。ここがプロと一般投資家の大きな違いかもしれません」
私のエントリーするポイントを事前にカンニングできます:FX会員ブログ連載
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