豪ドルに注目!! RBA理事会・全人代開催 ~3月5日の注目点とスケジュール~
昨日は、トランプ大統領のドル高批判・FRB(パウエルFRB議長)批判をしたことで、ドル安が進みました。
また、英国の離脱案が合意できるのではないかとの期待からポンドが買われたのですが、弱い経済指標をキッカケに再度下落と方向感のない状況となりました。 ただ、ポンドに関しては、方向感はないのですがボラティリティは大きくなっています。
ユーロは安定して弱いままでした。
◎本日の注目点
1)RBA理事会
政策金利は据え置きが予想されています。 注目点は声明文と翌日のロウRBA総裁発言です。 前回は、利下げ懸念が注目され、声明文では利下げ懸念が後退したことで大きく豪ドルが買われ、次の日のロウ総裁発言で、利下げ懸念が出てきたことで豪ドルが売られるといった、荒れた相場となりました。 豪ドルは、安値付近にいることから、安値更新しに行くのか!? 反発上昇のきっかけとなるか!? 声明文・総裁発言に注目です。
また、豪州景気の注目点、住宅価格(不動産価格)と住宅ローンについてどのように触れられるかにも注目しています。
2)中国全国人民代表大会(全人代)
本日より11日間開催される中国全国人民代表大会(全人代)。 経済報告やこれからの政策が発表されます。 昨日までの上海総合指数の上昇は、全人代を見込んでの上昇という噂もあります。 全人代の内容に注目したいと思います。
3)欧州景気先行指数
本日は、欧州各国でサービス業PMIや総合PMIなどが発表されます。 ECB理事会を控え、弱い結果が続くようであれば、緩和政策(TLTRO)の導入が本格的に議論されるのではないかと思います。 もしかすると、今週のECB理事会で導入が発表される可能性もあります。 弱い経済指標は緩和政策導入の追い風となりそうです。
弱いユーロは、下落しやすい状況にあります。 ユーロ下落の追い風にもなりそうです。
◎本日のイベントスケジュール
3月5日(火曜日)
中国全国人民代表大会(全人代) ~15日まで
10:45 CNY 財新サービス業PMI
12:30 AUD RBA政策金利・声明文発表
16:30 SEK スウェーデン サービス業PMI
16:30 CHF スイスCPI(消費者物価指数)
17:45 EUR イタリア サービス業PMI
17:50 EUR フランス総合・サービス業PMI
17:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI
18:00 EUR イタリアGDP
18:00 EUR スペイン消費者信頼感
18:00 EUR 欧州圏総合・サービス業PMI
18:30 GBP サービス業PMI
19:00 EUR 欧州圏小売売上高
23:45 USD 米総合・サービス業PMI
3月6日(水曜日)
中国全国人民代表大会(全人代)開幕 ~15日まで
00:00 USD ISM非製造業景況指数
00:35 GBP カーニーBOE総裁発言
01:30 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
04:00 USD 月次予算諸表
07:10 AUD ロウRBA総裁発言
09:30 AUD 四半期GDP
10:30 JPY 原田日銀審議員発言
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