合意なき離脱を回避できるか!? ~3月13日の注目点とスケジュール~
昨日から今朝にかけて、離脱案の採決関連の発言で乱高下するポンドでした。 結果、反対391票、賛成242票と149票差の大惨敗でした。 ただ、1月の採決の時は230票差だったことを考えると、少しは良くなったのかと思います。
マーケットも同じように感じたのか、ポンド買いで反応しましたが、結局往って来いで終わっています。
◎本日の注目点
1)「合意なき離脱」採決
本日は合意なき離脱になるかどうかの採決が予定されています。 昨日は、英国・EUの要人発言でポンドは大きく乱高下しました。
コンセンサスは合意なき離脱は否決される見込みですが、もし仮に可決されるなんてことがあると、ポンドは大きく売られると思います。 また、否決されても「メイ首相に不信任案」や「2度目の国民投票」などの提案があるかもしれません。
一部では、本日「合意なき離脱」で否決された場合、そのまま「離脱期限の延期」の採決も行われるのではないかとの見方も出ています。 もしくは、「離脱期限の延期」がないのではないかとの見方も出ています。 何が起こるか予想しづらい状況となっています。
急変動・スプレッドの拡大などに要注意して、ストップも余裕をもって、しっかりと資金管理をして生き残ることを前提で注意していきたいと思います。
2)米中関係
ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表
「米中協議の最後の数週間になることを望むが、依然として大きな
このような発言が出ています。 英国の陰に隠れていますが、米中関係の交渉も続いています。 英国の離脱騒ぎがなければ、トップの注目材料になってもおかしくない材料です。 仮に合意出来ずとなれば、中国だけではなく豪ドルやNZドルに影響が出てくる可能性が高いです。 要注目です。
◎本日のイベントスケジュール
3月13日(水曜日)
08:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
17:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)
18:00 EUR イタリア失業率
19:30 EUR 鉱工業生産
21:30 USD 耐久財受注
23:30 USD 原油在庫量
3月14日(木曜日)
02:00 USD 30年債入札
02:00 EUR クーレECB理事発言
04:00 GBP 英国議会合意なき離脱採決(予定)
11:00 CNY 中国鉱工業生産
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