英国離脱案のキーマン、コックス法務長官の発言は!? ~3月18日の注目点とスケジュール~
英国は3度目の離脱案採決が期待されたことで、ポンドは上昇しました。 先週は採決を繰り返しましたが、決まったことは6月30日まで離脱期限を延期してもらうということだけ。 ただ、それもEUサミットで認めてもらえるか不透明です。 そこで、EUサミットまでに再度採決を行い、離脱案が可決されることを期待しています。 週末を終えた段階では、まだ採決に関しては不透明なことが多すぎですが、期待感は高まっています。 今週も引き続き、英国のEU離脱に関して注目です!
◎本日の注目点
1)英国議会
EUサミットまで残り3日、メイ首相は週末も離脱案の可決に向けて交渉中。 これと言って進展はないが、20日までに3回目の離脱案採決が行われる可能性が濃厚となっている模様。 ポイントはコックス法務長官が握っています。
前回の採決前に、メイ首相の離脱案はコックス法務長官が、法的見解で「リスクは変わらずにある」としたことで、北アイルランドDUP党が否決に回りました。 このコックス法務長官が再度法的見解を見直しています。 そして、内容次第では、北アイルランドDUP党は賛成に回るとみられています。 また、DUP党が賛成に回るのであれば、保守党の強硬派が湾性に回るとみられています。
なので、注目はコックス法務長官の法的見解となっています。 いつ発表されるかわからない為、今日にでも出てくる可能性はあります。 発表された場合はポンドが大きく動くと思われます。 要注意です。
2)米中関係
先日は米中首脳会談は4月中旬以降や6月だという声が出ていますが、高官レベルではライトハイザーUSTR代表と電話協議再開との情報も出てきています。 通商協議で進展が見られれば、リスクオン要因となりそうです。 ヘッドラインに注目したいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
3月18日(月曜日)
08:50 JPY 貿易収支
19:00 EUR 貿易収支
3月19日(火曜日)
05:00 NZD Westpac消費者信頼感指数
07:00 AUD ケントRBA総裁補佐発言
09:30 AUD 住宅価格指数・RBA理事会議事要旨
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