年度末、英国・トルコ大荒れの予感! ~3月29日の注目点とイベントスケジュール~
英国・ポンドにとって、不透明感満載の昨日でしたが、じわじわと1日中売られる展開でした。 米中閣僚級通商協議が進展との報道で、多少リスクオフの流れが緩みドル円は上昇! また、トルコリラがエルドアン大統領の発言で、荒い展開となっています。
◎本日の注目点
1)英国議会・離脱案採決
本日、Brexit離脱期限日です。 依然、不透明感満載の英国議会ですが、本日3度目の離脱案採決が行われる見込みです。 メイ首相は、辞任を交換条件に賛成票を獲得したと言われていますが、それでも可決には届かないとの見込みです。
今回の採決での注目は、「離脱案の修正内容・どのような変更が加えられているのか!?」「否決されるのか!? 可決されるのか!?」「否決の場合、得票差は!?」「メイ首相の進退は!?」「合意なき離脱なのか!?」「議会主導の採決案・再採決はあるのか!?」などです。
注目点が多いのですが、それだけ不透明だということだと思います。 時間的には、日本時間24:00~ 採決は04:00~ この辺りを注意しておきたいと思います。
2)米中閣僚級通商協議
昨日から、米中閣僚級通商協議が再開しています。 進展が見られるという情報が出てきて、リスクオフの流れが緩んでいます。 ただ、一部では、知的財産権の問題がネックとの情報も出ています。
米中関係は、進んでいるとの報道は毎回出てきています。 そのご、決裂というのが今までの流れでした。 今回もお互い譲れない知的財産権が引っ掛かっているので、最終的に決裂ということもあるかもしれません。
ヘッドラインに注意しておきたいと思います。
3)トルコリラ
トルコリラが賑わってきています。 各証券会社・FX会社から注意喚起のメールが届いています。
トルコリラにとっての「Xデー」は、この週末ではないかとの見込みもあります。 週明け窓開けの可能性もあるので、週末ポジションはしっかりと調整しておきたいと思います。
個人的には、ストップも約定しない可能性があるので、ポジション持越しはおススメしません。
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◎本日のイベントスケジュール
3月29日(金曜日)
英国・EU離脱期限
離脱案3度目の採決
米中閣僚級通商協議(最終日)
09:01 GBP Gfk消費者信頼感指数
16:00 EUR ドイツ小売売上高
16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
17:00 EUR スペインGDP
17:55 EUR ドイツ失業率
18:30 GBP 英GDP
18:45 EUR クーレECB理事発言
19:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
21:30 USD PCEデフレーター
21:30 CAD カナダGDP
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
23:30 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言
3月30日(土曜日)
01:45 USD クウォールズFRB副議長発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
3月31日(日曜日)
欧州・英国サマータイム移行
トルコ統一地方選挙
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