仮想通貨通信|国内大企業が出資する仮想通貨取引所「ディーカレット」に迫る[オオヒラ]
オオヒラさんプロフィール
FX歴は2009年から、仮想通貨歴は2015年から。仮想通貨投資とこれまでの経験を活かして、大手メルマガサイトや投資サイトで仮想通貨情報を配信中。数多くの個人投資家ネットワークに参加しており、多くの投資家から得た知識を展開しています。初心者から学べる仮想通貨投資情報サイトを2016年から運営中。
※この記事は、FX攻略.com2019年7月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
注目の取引所ディーカレット
2019年3月25日に金融庁は新たな仮想通貨交換業者2社を登録しました。これにより登録された二つの業者は、今後仮想通貨取引所としてサービスを展開することが可能になるということです。
そのうちの一つは私が予想していた楽天が運営する「楽天ウォレット」。もう一つが「DeCurret(ディーカレット)」という業者でした(画像①)。ディーカレットは私も聞いたことがない業者でしたが、調べてみると、誰もが知っている国内の大企業が出資する取引所だということが分かりました。
現状の仮想通貨取引所に関しては、有名な企業が1社体制で運営しているところが多く見られます。SBI、DMMやGMO、そしてコインチェックを買収したマネックス証券などがそうです。しかしながらディーカレットは、IT企業だけでなく、鉄道会社や保険会社、証券会社などさまざまな分野の企業が出資している特徴的な取引所といえます。
ディーカレットは、資本金52億円と仮想通貨交換業の中では巨額の資金で運営されています。運営元は株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)で、株式の比率が35%で筆頭株主となっています。その証拠にディーカレットの取締役にはIIJの方が名を連ねています。IIJはIT企業として東証やNASDAQに上場しており、ネットの接続や最近話題の格安SIMなどのサービスを提供している企業です。
2019年4月現在、ディーカレットで取り扱われている仮想通貨は「ビットコイン」「ライトコイン」「ビットコインキャッシュ」「リップル」の4通貨です。2019年夏には、時価評価額2位のイーサリアムの取り扱いも開始される予定となっています。
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