「やさしいIPO株のはじめ方」管理人にIPOの魅力を聞く FXトレーダーも始めよう!低リスクで資産を増やせるIPO投資
ひっきーさんプロフィール
IPOに関する基本的な情報から、これからIPOを予定している企業の情報や当選するための活動について解説しているサイト「やさしいIPO株のはじめ方」の管理人。自身も2005年からIPOを開始し、2019年3月現在までの当選回数は143回、利益は約2400万円以上を出している凄腕投資家。『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』や『ゼロから始める!マンガ株入門』など多数の株式投資に関する著書や監修した本も出版している。
公式サイト:https://www.ipokiso.com/index.html
※この記事は、FX攻略.com2019年7月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
低リスクで大きなリターンが期待できる
編集部 まずはサイトの紹介をお願いします。
ひっきー 簡単に説明すると新規公開株式(IPO)に関する情報やデータなどを基本的に全て網羅しているサイトです。特にアクセスが多いのはIPOのスケジュール(画像①)とIPO企業情報一覧(画像②)で、その次に個別の企業情報にアクセスをたくさんいただいています。全体のアクセス数はグーグルのアナリティクスを使うと月間約300万アクセスと出ています。
編集部 300万アクセスはすごいですね。性別や年齢層についてはどのような構成になっていますか?
ひっきー 男性が83.92%、女性が16.08%です。年齢層は18~24歳が4.13%、25~34歳が26.73%、35~44歳が33.56%、45~54歳が17.69%、55~64歳が10.59%、65歳以上が7.30%です。男性が多く、年齢は30~40代が中心になっているのではないかと思っています。
編集部 余裕が出てきた年齢で資産を大きく増やそうと考えている人が多そうですね。次にIPOの魅力を教えてください。
ひっきー IPOは当選さえすれば利益を出しやすいことがポイントです。昨年も当選した銘柄の8割以上は初値で売ったときに利益になりました。抽選の申し込みは手数料がかかりませんし、抽選に漏れても単に「ハズレです」という通知が来るだけです。FXをされている方でも余剰資金を使って抽選だけ受けて、当たれば「ラッキー」くらいの気持ちでやれば良いのかなと思います。リスクとリターンで比べるとリスクはほとんどなく、そこそこのリターンがあるといえます。ただし申し込みには手間がかかるので、面倒と感じてやらないか、チャンスだと考えてチャレンジするかは投資家によると思います。
簡単に申し込めて勝率も高いことが魅力
編集部 株式投資の初心者がIPOを狙うにはどれくらいの資金が必要ですか?
ひっきー 基本的には40万円くらいあればほぼ全てのIPO銘柄が申し込みできます。20万円くらいでIPO銘柄全体の半分くらいに申し込みができるイメージです。公募価格が高ければリターンも同じ比率で大きくなるので、何とか資金を集めて申し込まれた方が良いのではないかと思います。後は10万円以下の銘柄はかなり勝率が高いので、狙い目になるでしょう。
編集部 公募価格10万円以下のIPOの場合、勝率はどのくらいになるんですか?
ひっきー 勝率は97%あります。サイトに詳細なデータがあるので、詳しく知りたい人はそちらを参照してください。
危険性の高い銘柄をデータから判断
編集部 続いて過去の実績について教えてください。
ひっきー 私自身はIPOの申し込みを2005年からやっています。
編集部 全部で何回くらい申し込まれたのですか?
ひっきー これまでに申し込んだ総数は分かりませんが、累計で143回当選しています。IPOで当選した株式を初値で売るというのを繰り返した結果、約2427万円の利益が出ています。2018年は11回当選で利益が203万円、2019年は3月現在ですが、3回当選して67.5万円の利益になっています。こちらも詳細についてはサイトで紹介しています。
編集部 すごく順調なイメージですが、失敗した銘柄はありますか?
ひっきー 失敗した銘柄は年間で2~3銘柄ずつくらいあります。基本的に当サイトでD評価している銘柄にはあまり申し込みはしませんが、ときどきD評価の銘柄で「大丈夫そうだな」と思って申し込みをして失敗した経験があります。評価の詳細はサイトでご覧ください。
編集部 やはり評価の低い銘柄は失敗しやすいんですね。当選回数143回ということはおおよそ年に10回当選されている計算になりますが、IPO銘柄全てに申し込んでいるわけではないんですね。
ひっきー 「初値が上がらない銘柄の条件」(上画像参照)に複数当てはまるほど危ないというデータがあります。特に危険性が高いのが再上場案件で、そのような銘柄は投資家に人気がないので、多少上がる可能性はありますがリスクを考えて申し込まないことにしています。
編集部 どこの証券会社で申し込みをしていますか?
ひっきー 証券会社によってIPOの配分のバランスが違います。ですので、資金量が多いと有利な証券会社で申し込むようにしています。
よろしいですか?