私の投資哲学[コウスケ]
FXで成功している人の大半が、投資に対する自分なりの哲学(考え方、スタンス)を持っています。逆にいえば、この投資哲学を確立しないと長期で利益を上げ続けていくことは非常に難しいです。実力派トレーダーのコウスケさんはどのような投資哲学を持っているのか、教えてもらいましょう。
※この記事は、FX攻略.com2019年1月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
コウスケさんプロフィール
コウスケ。日本認定テクニカルアナリスト(Certified Member of the Nippon Technical Analysts Association、CMTA®)・世界トレードコンテスト WTC (ロビンスカップ)第3位を獲得 ・GogoJungle インジケーター売り上げランキング第1位を獲得 ・マネックス証券タイアップ ・スイス銀行グループ デューカスコピー・ジャパンタイアップ ・ラジオ日経などに出演中 5分足デイトレードロジック「プロトリFX」を公開中。ロジックの明確さと精度・高さ及び会員限定に配信される動画が支持され、現在1700名以上の会員数を誇る。
公式サイト:https://oval-prime.co.jp/kousuke/
Twitter:https://twitter.com/kousuke_trader
トレードと投資は別物として認識
皆さんこんにちは、コウスケです。今回は「私の投資哲学」に関して執筆させていただきたいと思います。大きな枠組みでいうと、「トレード」は「投資」の小ジャンルとして分類されるかと思うのですが、私個人としてはトレードと投資の認識はかなり違います。
まず私の中の投資とトレードの定義を説明すると、トレードは投資に比べて長時間の監視が必要で、チャンスが来たら都度取引して利益を上げる「釣りのような」もの。一方、投資は最初の見極めが重要で、取引自体にかける時間は少なく長期間保有することで利益を上げる「目利きのような」ものになります。
トレードは短時間で大きな利益を生み出せることがメリットだと考える方も多いと思いますし、実際それでうまくいっている人もいます。でも私は経験則として時間をかけて分析しチャンスを待つトレードの方が、長期スパンでみたらリスクも少ないし利益も大きいと確信しています。だから、私はあくまでトレードは「仕事」と捉えて、時間をかけるべきものだと考えています。
その一方で、投資は時間をかけなくても資産を増やせる有効な方法だと思います。例として、「FX」を挙げて説明いたします。「FX投資」はスワップやキャリートレードなど目的に合わせてポジションを建てれば、後は世界情勢に合わせてポジション数を適時調整するだけとなり、作業やかかる時間自体は少ないです。
反面、「FXトレード」は毎日取引を行って細かく利益を積み重ねていく仕事という感じです。ですので、私はトレード(仕事)以外で自由な時間を作るために投資を行っています。投資で得た利益を貯蓄に回せば未来のタスクを減らせますし、自身やツールに投資して能力が上がったり新たな利益を得たりすれば、時間の余裕につながると思います。
結果として投資で増加した資産は、イコール時間といえるのです。
よろしいですか?