MT4を用いて自動売買にチャレンジ!!はじめよう!EA生活|第15回 EAのバックテストレポートの見方[柿澤真正]
柿澤真正さんプロフィール
かきざわ・まさのぶ。2009年よりFXの自動売買システムの開発を開始し、EasySniperやMultiAgent等をはじめ、多くの自動売買システムを証券会社やユーザに提供してきた。インヴァスト証券の自動売買サービス「シストレ24」にて、提供ストラテジーMultiAgentが2016年の年間アワードを圧倒的成績、評価で獲得。また、ひまわり証券の自動売買サービス「エコトレ」にて提供ストラテジーの「ひかえめビーナス」が2013年〜2014年の1年以上にわたり利用者数1位をキープ。利用者数は700名を超える。現在は、MultiAgentをさらに進化させたドリームエージェントFXを提供中。
この連載では、FXの自動売買システム、その中でもMetaTrader4(以下MT4)上で稼働する自動売買システムであるEAにスポットを当て、それを運用していくための知識・ノウハウを専業トレーダーの柿澤真正さんにナビゲートしていただきます。EAの運用を検討している方はもちろん、既にEAを利用している方もぜひ参考にしてください。
※この記事は、FX攻略.com2019年8月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
レポートを見ればEAの評価ができる
前回までの説明で、バックテストを実施できるようになったと思います。バックテストが終わると当然、そのEAの評価をしなければいけませんが、バックテストの結果が出てくるレポートを見てみると、たくさんの数字が羅列されていて見方が分からない!と多くの方が感じるはずです。そこで今回は「EAのバックテストレポートの見方」について説明していきたいと思います。
画像①は実際のバックテストレポートです。このレポートを見れば、どのEAをどの期間でどんな通貨ペアと時間足を用いて、どんなパラメータ設定で実行したのかが全て分かります。この辺りはレポート上段部分を見れば特に説明は不要でしょう。EAの評価上重要なのは、その下からです。ここからがEAの成績に関連する事項となります。多くの項目がありますが、特に評価上重要と思われるものをピックアップして説明していきます。そのピックアップ項目となるのが、画像①の赤枠で囲まれた部分です。順に見ていきましょう。
よろしいですか?