2019年06月18日 13時00分:利下げ期待→株高の構図には限界がある![杉村富生氏メルマガより]
GogoJungleが提供している杉村富生さんの投資メルマガ「杉村富生投資サロン」より、今日配信されたものからほんの一部をご紹介。
利下げ期待→株高の構図には限界があります。だって、そうではありませんか。利下げを必要とするのは景気が悪い証拠です。恐らく、FRBは7月に利下げに踏み切るでしょう。金融政策は利上げ→利下げと、180度、大きく変化します。この背景には米中貿易協議の難航(景気失速懸念?)がありそうです。
アメリカでは10年物国債利回りと2年物国債利回りの水準が逆転、景気後退局面入りが鮮明です。通常は長短金利の逆転現象のあと、1年程度は様子を見るのですが、今回は早い決断(7月利下げの場合)ですね。やはり、トランプ大統領の「アメリカ金利は高すぎる」との“圧力”が効いているのでしょうか。
いずれにせよ、夏(7~8月)相場は外部環境が不透明な状況下での展開となります。国内的には参院選が控えています。つい数週間前までは「無風」とみられていましたが、野党が1人区(32)に統一候補を擁立、2000万円騒動(年金問題)が浮上したことがあって、与党の苦戦は避けられません。
このため、気迷い感の強い商状となりそうです。まあ、個別物色の流れは不変ですが……。物色面では金利低下局面での特徴としてキャピタルゲイン→インカムゲインのシフトを指摘できます。すなわち、「高配当銘柄」を狙うのです。
『杉村富生投資サロン』(杉村富生)より引用。
米国の利下げ期待が濃厚な一方で、景気後退や参院選与党の苦戦予想などから株高となる気配は難しいようです。個別物色が強く主張されるなかで金利低下局面では高配当銘柄がお勧めのようです。(編集部)
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