2019年06月19日 01時48分:『リアル・トップ・トレーディング』[YEN蔵氏メルマガより]
GogoJungleが提供しているYEN蔵さんの投資メルマガ「リアル・トップ・トレーディング」より、今朝配信されたものから一部をご紹介。
アジア時間はRBA議事要旨で、追加利下げが適切になる可能性という認識を示しました。 これを受けて豪ドルは0.6832まで、豪ドル円も73.94付近まで下落しました。 豪ドル円の下落に誘発されてドル円が下落すると日経平均も150円安とリスク回避の動きとなりました。
特にマザーズ指数は18.34ポイント安と2%の下落。 5月ユーロ圏CPIは前年比1.2%上昇と4月の1.7%から低下し2018年4月以来の低水準。 ECBのインフレ目標は2%ですからかなり弱い数字です。 6月のドイツZEW景気期待指数も-21.1と前月の-2.1から急低下しました。予想は-5.9でした。 世界経済の見通しが悪いことが影響しています。
これらを受けて欧州序盤は日経平均先物が20840円に下落、ドル円も108.20に下落するなどリスク回避となりました。 しかしドラギECB総裁が、物価の伸びが低迷し目標を達成できない状況が続いた場合はECBは利下げや資産買入の緩和を再度行うと発言しました。
ドラギ発言でユーロドルは1.1185付近まで下落 ドイツ10年債利回りも0.33%まで低下し市場最低値を更新しています。しかし欧州株式は上昇し、徐々にリスク選好の動きに。
トランプ大統領が習近平主席と良い電話会談をしG20サミットで首脳会議を実施すると語ったこともリスク選好を加速させています。 FOMC控えてリスク回避の巻き返しとなっています。 この流れ明日までは続きそうです。
トレードは様子見とします。
YEN蔵のリアルタイムメルマガ『リアル・トップ・トレーディング』(田代岳)より引用。
景気の先行きが悪くなってきていることから欧米が利下げに踏み切るか注目が集まっています。本日はFOMCの終了とFRB議長の定例記者会見が行われるので、米国の金利動向を注視しましょう。(編集部)
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