淳一のスキャルピング教室|第4回 自分専用のスキャルピングスタイルを構築する②[淳一FX]
淳一FXさんプロフィール
じゅんいちえふえっくす。FXスキャルピングトレーダー・FXメンタルアドバイザー・FXコーチング・ファイナンシャルプランナー・保険代理店・経営コンサルタントなど、多方面で活躍。プライスアクションを中心としたスキャルピングにて、毎月1000pipsを目標にトレーディング。
Twitter:https://twitter.com/junichi_fx
※この記事は、FX攻略.com2019年1月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
第3回では、スキャルピングスタイルを構築する上で基本となる部分をお話しさせていただきました。今回はスタイル構築時に重要となる自分自身を分析するコツや方法などについて綴っていきたいと思います。
自己分析の大切さ
FXでは、スキャルピングに限らず自分自身の性格やメンタルが結果に大きく影響するため、スタイルやルールの構築時にそれらを加味して考える必要があります。ある程度FXを経験されている方であれば、過去のトレードを振り返ることで手法や技術的な問題ではなく精神的な影響を受けた失敗が思い浮かぶのではないでしょうか?
例えば、「ルール上、我慢すべき所でそれができなかった」「連敗後に意地になってしまい傷口をひろげてしまった」…など、これら性格やメンタル的な問題は個人によりさまざまですが、自己分析することで苦手な状況をしっかり認識し、抑制されたトレードを行うことができれば、それは直接成績につながるわけです。
コピートレードがうまくいかない理由
FXを始めたばかりのころや相場がうまくいかなかったときに、SNSやブログを見て勝ち続けているトレーダーのポジションを参考にコピートレードを試し、「真似ているはずなのに、なぜか最終的にマイナスになる」という経験をされた方も多いと思います。これは、コピー元のトレーダーが実際に利益を上げたポジションであったとしてもエントリー時の環境や背景認識などポジション以外の情報が不明瞭かつ曖昧なことから、タイミングに誤差が生じたり、イグジットの判断が異なったりすることが原因です。自分自身の相場観や手法、環境、結果の違いは、通常以上に精神的な負担となります。コピートレードがうまくいかない理由は、環境と“メンタル”の違いなのです。
よろしいですか?