今週末の米中首脳会談は今年後半のマーケットを左右する重大イベント! [志摩力男氏メルマガより]
GogoJungleが提供している志摩力男さんの投資メルマガ「志摩力男の実戦リアルトレード」より、本日配信されたものからほんの一部をご紹介。
昨日の海外市場では、ブラード・セントルイス連銀総裁が「0.5%利下げする局面ではない」と発言、ドルのショートカバーが入りました。続くパウエル議長は、FOMCの際とほぼ同様の内容ではありましたが、この半年政策を大きくシフトしてきたのは「貿易問題の影響が大きい」とし、「あったように見えた進展が不果実性の深まりに転じ。。。」と米中合意が破談に至ったことが、金融政策に決定的な影響があったと解釈しうる発言までありました。
その意味では、万が一ではありますが、大阪で米中が驚きの合意に至った場合、7月利下げはなくなる可能性があります。ただ、その可能性は低いでしょう。でも、その準備も必要ではあるので、週末を前にポジション調整を迫られる可能性は高いといえます。
今週末の米中首脳会談は、今年後半のマーケットを大きく左右するぐらい大きな材料と言えるかもしれません。
またブルームバーグによると、米トランプ政権は、為替をG20の中心議題の一つとする可能性があると報じられています。トランプ大統領は先週、欧州と中国が米国と競争するため通貨を割安に誘導していると批判しました。実は随分前から、トランプ政権は最終的にドル安誘導する意向ではないかとは囁かれています。
チャート上は、ユーロドルは完全に底入れしたと考えていますが、ストップロスを置いている1.1340が付いた場合は撤退すべきと思います。昨日は1.1345前後まで下落しましたが、その後急反発しました。おそらく、買いが結構大きくあったのでしょう。しかし、週末のイベントの重要性を考えると、手仕舞いを考慮したいと思います。ユーロドル1.1340でストップを置き、それが付いたら、全てのポジションをその時点のレートで手仕舞いします。
USDJPY -0.8@107.75
EURUSD +1.3@1.12645
USDCHF -0.5@0.9712
明日から大阪でG20サミットが開催されます。注目すべきは米中首脳会談で両国の関係が改善の兆しが見られるかです。専門家の多くは米中合意は難しいと予想していることを頭に入れたトレード戦略の組み立てが重要になりそうです。(編集部)
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