仮想通貨の始め方|第11回 仮想通貨の環境変化と投資戦略[不動修太郎]
現在、仮想通貨(暗号資産)市場では新しい仮想通貨が次々に生まれて、数多くの種類が存在していま す。今回は不動修太郎さんにその中でも注目の仮想通貨を教えてもらうと共に、仮想通貨を運用する投資戦略についてうかがいます。
※この記事は、FX攻略.com2019年9月号の記事を再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
不動修太郎(ふどうしゅうたろう)プロフィール
為替の講師、執筆者。出版社からセミナーDVD、対談CDを発売。金融取引所、証券取引所、FX業者、投資信託業者などでの講演の他、雑誌への執筆、FX・株式のスクール講師を務めている。
公式サイト:不動修太郎の「ニュース報道の裏側」
twitter:https://twitter.com/syutaro_fudo
フェイスブックが独自仮想通貨を導入
為替は重要指標、要人発言で動きますが、仮想通貨(暗号資産)はちょっとしたニュースやうわさがきっかけで価格が大きく変動することがあります。今回は、仮想通貨のニュースを取り上げますが、それが他の仮想通貨の価格だけではなく、社会のインフラにも影響する可能性があります。
米フェイスブックは、6月18日に「Libra(リブラ)」という独自の仮想通貨と、それを活用したサービスの予定を発表しました。日本ではその記事が翌朝の一般紙に掲載されました。リブラにはクレジットカード会社の米ビザと米マスターカードの他、音楽配信のSpotifyなど知名度が高く、多くの顧客を持つ有力企業が参加すると大きく報じられました。
米国を含め世界の多くの国々では、銀行の口座を開設するのに収入などの条件をクリアする必要があるため、銀行口座を持てない人が多数存在します。もしスマホを使ってリブラで簡単に決済、送金ができるようになれば、より多くの人が利用すると思われます。そうなれば、銀行など既存の金融業界への影響は非常に大きいでしょう。
よろしいですか?