トレードチームいにしえの稼ぎ方|経済指標スキャルはサプライズありでめっちゃ儲かる![岡ちゃんマン]
岡ちゃんマンさんプロフィール
福岡県出身1980年生まれ。趣味はニュース検索と飲み歩き。特技は寝ないこと。2011年からFXをスタートし、現在は専業トレーダーとして悠々自適な生活を送る。知的好奇心が旺盛で人並み外れた情報収集能力と分析能力を持つ。「トレードチームいにしえ」からその能力が認められ、チームの中核となる。ファンダメンタルズ分析をベースとしたスイングトレード中心のトレードが得意。
いにしえ流FXブログ:ファンダメンタルズトレード
※この記事は、FX攻略.com2018年12月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
経済指標スキャル
相場はいつどのような出来事があり、価格が急変動するか分かりません。しかしながら、そんな相場でも効率的に利益を出すことのできる手法があります。それは、経済指標発表時の価格変動を狙ったトレードです。経済指標発表時は価格変動が起きやすく、しかも値動きがかなりの高確率で予想しやすいんです。
経済指標発表時は、事前予想と実際に発表された結果の乖離が大きければ大きいほど、大きな値動きを伴います。事前予想と結果が極めてかけ離れたとき、私はそれを「サプライズ」と呼んでいます。特に大きな利益が見込めるのは「各国の政策金利発表のサプライズ」が起こったときです。
最も儲かる指標
最も儲かる経済指標は中央銀行の政策金利発表です。2015年からの約4年間でこの手法で約2億7千万円の利益が出ました。過去データを分析すると、その中の約70%が中央銀行の政策金利発表のタイミングでした。
2018年、最もサプライズが多かったのは、トルコ中央銀行の政策金利発表です。6月、7月、9月と、今年だけで3度のサプライズがありました! なぜ、3度もサプライズがあったのでしょう? それは、トルコの情勢が大きく関係しています。トルコは政局不安が原因で、未曽有のトルコリラ安に見舞われています。その最も大きな要因は、中央銀行と大統領が真逆の意見だということです(中央銀行の意向=利上げ推奨、大統領の意向=利下げ推奨)。
本来、政治と金融政策は独立しているものなので、政治は金融政策には干渉しないという暗黙のルールがあるのですが、トルコは政治と金融政策が真っ向対立している状況です。この政局不安の要因に嫌気がさし、ここ数年トルコリラは大きく売られてきたんです。
大統領の圧力が相当かかったのでしょう。事前予想がしづらく、サプライズが非常に起きやすい状況だったといえますね。そのため、今年3回もサプライズが起こってしまいました。そのおかげで、約5000万円の利益を出すことができました。
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