日米をてんびんにかけた裁定取引には無理がある![杉村富生氏メルマガより]
GogoJungleが提供している杉村富生さんの投資メルマガ「杉村富生投資サロン」より、今日配信されたものからほんの一部をご紹介。
参院選の結果はほぼ事前の予想通りでしたね。しかし、自民党の“圧勝”とはなりませんでした。大健闘だったのは間違いありませんが……。ただ、改憲勢力は目標の3分の2以上の議席獲得ができず、この面では“敗北”といえそうです。やはり、年金問題がダメージを与えたのでしょうか。
今後の焦点は日米物品貿易協議、10月の消費税率引き上げ、それに対応した景気対策の規模などに移ります。特に、外国人は増税に伴う景気失速を気にしています。とはいえ、これについては、安倍政権は万全の構えです。そんなに心配することはありません。
足元では国内機関投資家、ヘッジファンドなどが米国株買いの日本株売りのロング&ショート戦略を採用しています。裁定取引です。このため、「NY市場は絶好調なのに、東京市場は?」という状況に陥っています。
『杉村富生投資サロン』(杉村富生)より引用。
消費増税による景気の悪化がさかんに叫ばれていますが、現政権は万全の態勢を整えるであろうと杉村さん。好調な米国株とは反対に日本株は売られているようですが、どこかで調整が入りそうです。(編集部)
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