淳一のスキャルピング教室|第2回 実は単純!スキャルピングトレード![淳一FX]
淳一FXさんプロフィール
じゅんいちえふえっくす。FXスキャルピングトレーダー・FXメンタルアドバイザー・FXコーチング・ファイナンシャルプランナー・保険代理店・経営コンサルタントなど、多方面で活躍。プライスアクションを中心としたスキャルピングにて、毎月1000pipsを目標にトレーディング。
Twitter:https://twitter.com/junichi_fx
※この記事は、FX攻略.com2018年11月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
第1回では、誤解されがちなスキャルの実像としまして、「スキャルピングを選ぶ参加者は少ないのに成功者は多い」「多くの常勝トレーダーが好んで使う手法である」「結果的なメンタル負荷が少なくて済む」などのお話をさせていただきました。その上で、今回はスキャルピングの基礎や、私が実践してきた勉強方法などを綴っていきたいと思います。
スキャルピングの基本
時間が短い、少ない獲得pips…などと単純に区別されることが多いスキャルピングですが、これは間違った理解であり、実際は「狙い方やトレード姿勢」にあります。
例えば一つの標準的なトレード手法として、上位足のトレンド方向に対して押しや戻りを待ち、反転サインの確認でエントリーという順張りをする場合、これはスキャルでもデイトレード、スイングトレードでも理念上はパターンとして同じです。しかし、実際のトレードでは反転の基準やストップラインは数多くあり、それらを精査することでスキャルピングならではの“優位性のより高いポイント”が存在します。さらにこのポイントは、時間軸や波形(チャートを全体的に見たときに描く山と谷)の小ささゆえに、他のスタイルと比較にならないほど頻繁に出現します。
イグジットに関しても、デイトレやスイングでは一つ以上の波形、または上位足の波形や、テクニカルラインまで利益を狙います。それに対してスキャルピングでは、同じ時間軸の波形完成前や直近の抵抗前、特定のテクニカルラインというように、優位性が一定以上低下する場所をイグジットの基準としますので(基準はボラティリティやスキャルパーによって異なります)、必然的に非常に高い勝率を得ることが可能となります。なお、損切りに関しても優位性が一定以上に低下するポイントが基準となります。
このような書き方をすると「やっぱりスキャルは難しい」と思われるかもしれないですが、難しく考える必要は全くありません。「優位性が高い所だけ狙う」という極々単純なトレードスタイルであり、数パターンのルールを構築できればあらゆる局面がチャンスとなります。
よろしいですか?