トランプ政権の言動には明確な法則がある![杉村富生氏メルマガより]
GogoJungleが提供している杉村富生さんの投資メルマガ「杉村富生投資サロン」より、今日配信されたものから一部をご紹介。
酷暑列島ですね。とにかく暑いです。確実に、地球は温暖化に向かっているのではないでしょうか。アメリカ市場では大豆由来の人工肉のビヨンド・ミート、脱CO2のネクステラ・エナジーの株価が急騰しています。社会、人、動物にやさしい企業です。トランプ大統領のマッドマン・セオリーと違って、企業、アメリカ国民は現状をしっかり見ている、と思います。
ちなみに、筆者は社会、人にやさしくない企業は持続的成長が不可欠ですし、生き残れない?と主張しています。このタイミングで新1万円札に登場する渋沢栄一は著書「論語と算盤」において、資本主義(企業)の暴走をいさめ、社会(弱者)に配慮を、と訴えています。政治を含めて、世の中は明確に変わってきているようです。
さて、足元の相場は完全に夏枯れ商状に陥っています。4~6月期の決算発表が一巡し、政治は内外ともに休戦(夏休み)です。世間では「9連休」と騒いでいます。高校野球は佳境に入っています。まあ、材料が乏しいですね。ただ、秋風が立つころには徐々に明るさが見えてくるのではないでしょうか。
この理由としては日柄的な要因に加え、10月の消費税率引き上げ(8%→10%)に備え、安倍政権による財政出動(景気対策)が具体化しそうなこと、および9月1日実施予定の中国に対するアメリカの第4弾(3000億ドル分)の関税強化の先送りの可能性に期待しています。
改めて述べるまでもありません。トランプ政権の行動パターンには一定の法則があります。すなわち、NYダウ、支持率の水準によって言動の硬軟を使い分けています。NYダウの下値メドは2万5300ドル、支持率の下限は40%です。ここに接近すると、外交戦略は柔軟なものに変化します。メキシコ向け関税(10%)の無期延期の前後がそうだったではありませんか。
それに、この夏枯れのときこそ、秋の収穫に備えタネまきの季節と考えています。受験生だってそうでしょう。ここでの努力が来春の「サクラサク」につながるのです。テーマ的にはアグリフードテック(Agri Food tech)が急浮上してきました。農業・食料とテクノロジーを組み合わせた造語です。
『杉村富生投資サロン』(杉村富生)より引用。
現在は夏枯れとなっている相場ですが、秋には日米共に大きく動きそうな材料が控えていますので、そこで利を得るためにも杉村先生が指摘されていた「アグリフードテック」関連銘柄に注目してみても良いのではないでしょうか。(編集部)
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