眞壁憲治郎のFX長者列伝 第1回
当企画は、投資家の眞壁憲治郎さんが募ったトレーダーの皆さんにFXで「わらしべ長者」を目指していただこうというもの。「労働者から資本家へ」をテーマに掲げ、参加者が知識と技量をしっかりと身につけながら、わずかな資金からでも大きく勝てるようになっていくことを目標としています。
※この記事は、FX攻略.com2019年10月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
眞壁憲治郎さんプロフィール
まかべ・けんじろう。大学卒業後、商社に勤めながら為替・株・不動産投資を始める。趣味は読書と映画、現在はポーカーの海外トーナメント上位入賞を目指している。なにごとも計画と実行ありき。マイナーな戦国武将の末裔として現代を生きる。
ツイッター:https://twitter.com/mkb1618
メルマガ:投資家の金融マガジン
電子書籍:『投資におけるスキーム論』
上巻「なにを学び、なにを考え、どう計画して、いかに遂行するか」
下巻「どう鍛え、どう実践し、そして成し遂げるか」
レベルを上げるべくトレーダー3名が参加
眞壁 この企画は私が打ち立てた「トレードを熟達させるためのプロセス」をたどる形式となります。参加者は2か月から3か月の交代制です。初心者の人、勝てるようになりたい人、単純に私から学びたい人といった方々に向けて、手取り足取りやっていきます。今回はその一歩目です。これから順序立ててお話ししていきますが、先に自己紹介をします。
私は2009年に大学を卒業してメーカー商社に就職、その夏にFXを始めました。翌年に株式投資、3年後に不動産も手掛けるようになり、2年ほどして暇ができたのでツイッターを開設し、知識・経験・ノウハウを記した情報配信を始めました。2015年の4月に始めた『投資家の金融マガジン』は毎週土曜に配信しており、現在で4年目です。私の投資法や運用方法は『投資におけるスキーム論』という電子書籍に取りまとめていますが、昨年は証券会社から依頼をいただいて講演会をしました。今回の企画は改めて再現性を確認するという趣旨でもあります。参加者はツイッターでご連絡をいただいた方々の中から3名を選出しました。どうぞよろしくお願いします。それでは、一言ずつ自己紹介していただけますか。
仲岡 私は36歳で妻と子がいますが、5月に会社を辞めました。専業トレーダーを目指して本気で学び直したいと考えていたので、この企画に参加できたのは運命だと思っています。
松永 私はFXを始めたのが昨年9月で、100万円以上負けてしまったので、頑張って取り戻したいと思っています。仕事は個人で刺しゅうをしています。時間には余裕があるので、FXでも勝てるようになりたいです。
黒岩 僕は九州から来ました。相場歴は4年で、勝ったり負けたり収支が不安定なので、一度しっかり鍛え直したいと思っていました。今回はどうしても参加したかったので、無理をいって入れてもらいました。
眞壁 黒岩さんは年に何回かメールをくれて、仕事や私生活でも頑張っている様子が印象的です。
黒岩 ありがとうございます。実は、僕は眞壁さんのメルマガの読者なんです。元はブログが話題になっているのを目にしまして。
眞壁 自動車工場で働いて、その給料を海外のカジノにぶっこむやつ?
黒岩 あれも大好きで、読ませていただいていますが、それより前の…。
眞壁 34歳で15万円しか資金がない人に投資を教えるやつですね。
黒岩 それです! 話題になっていましたよね。
眞壁 それこそメルマガを始めたのと同時期ですが、アクセス数が10万人を超えて驚きました。どちらも根底にあるテーマは同じです。労働者から資本家へ。労働対価で得られる資金から積み上げていくわけです。
黒岩 感銘を受けました。
松永 眞壁さんは元々そういうことをやろうと考えていたのですか?
眞壁 やろうと考えたのは、他人に教えようというより、自分がですね。運用スキームを組んで、私自身が立身しました。それで何か人様に貢献できるとすれば、これしかないと思っています。
仲岡 僕も立身したいです。頑張ります。
松永 私も頑張ります。
眞壁 大丈夫です。順序を経て、正しい知識と技量を身につければ、どなたでも勝てるようになります。要は仕事と同じですね。では、本題に入っていきます。
よろしいですか?