私が好きな注文方法[木里ゆう]
独特の放置スタイルで、淡々とトレードを続ける木里ゆうさんに、好きな注文方法としてのOCO注文について語っていただきました。OCO注文を使った最新のトレード手法の解説もあります。
※この記事は、FX攻略.com2019年12月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
木里ゆうさんプロフィール
FX歴約10年。細かいテクニカル分析を一切せず、確率論と心理術で勝ちを目指す。スワップさや取りで、手堅く複利運用も。スピリチュアル、音楽フリークの自由人。東京都在住。
Twitter:https://twitter.com/KizatoFX
決済を完全自動化兼業に優しい
今回は、私が好きなOCO注文について書いていきたいと思います。OCO注文は、指値注文と逆指値注文を組み合わせた注文方法で、どちらかが有効になれば、もう片方は取り消されます。既に保有しているポジションの決済に使われることが多く、指値(利益確定)と逆指値(損切り)を同時に設定することができます。もちろん利食いになれば損切りになりませんし、損切りになれば利食いにはなりませんよね。
OCO注文にはいくつかメリットがあります。まず一つ目は、一度設定をしたらそれ以降相場を見張っていなくても良いこと。FXの基本中の基本として、新規建てされたポジションは、いつか必ず決済されなければいけません。
そして、決済時にプラス収支なら勝ちトレード、マイナス収支なら負けトレードとなるわけですから、本来ならいつ、いくらで決済するかは重要です。でもこれを自動化してしまうのがOCO注文。希望した価格になれば利食い、ここまでは損失を受け入れようという価格になれば損切りになるので、設定が済めば完全に放置できます。特にずっと相場を見ていられない兼業トレーダー(私もそうです)にとってはありがたい仕組みだと思います。
よろしいですか?