健全な人は、相手を変えようとせず自分が変わる、不健全な人は、相手を操作し、変えようとする。
ニーバーの祈り
神よ
変えることのできるものについて
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを
識別する知恵を与えたまえ。
ニーバーの祈りは、アメリカの神学者ラインホルド・ニーバーが作者であるとされる、当初、無題だった祈りの言葉の通称。serenityの日本語の訳語から「平静の祈り」、「静穏の祈り」とも呼称される。
(ウィキペディアより)
人間関係で悩んでいる人に共通しているのが、
『相手が変わればうまくいく』
と考えていることです。
多くの人を診てきた精神科医の先生も、
「うつになる人の共通することは、自分以外が変わればうまくいくと考えている」
という話がありました。
しかし、自分以外は思い通りにコントロールできませんから、苦しくてつらいことになるんですね。
ですから、原因はシンプルにはっきりしているわけです。
健全な人は、相手を変えようとせず自分が変わる、不健全な人は、相手を操作し、変えようとする。
アルフレッド・アドラー
人は変えられない、変えられるのは自分だけ。
相手に自分の希望を言って、その通り動いてくれたとしても、それは相手が協力してくれたということです。
相手が自分の意志でその選択をしただけです。
自分が相手を変えたとか、コントロールしたという捉え方をしない方がいいです。
人は変えることもできると考えていると、人を変えようとします。
ちょっと言って思い通り動いてくれないと、怒りという道具を使って相手を動かそうとします。
それでも思い通りにならなかったら、暴力を使って相手を変えようとすることにも繋がる可能性もあります。
人を変えようとするのは幸せじゃない考え方。
「変わる必要があるのは常に自分だけ。」
これが健全で幸せな価値観です。
変えることのできるものについて
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできるもの=自分
自分を変える勇気
変えることのできないものについては
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ
変えられないもの=自分以外
変えられない自分以外を受け入れる冷静さ
よろしいですか?