私がFXに費やす時間[高野まよ]
24時間動いている為替相場では、相場と向き合う時間の使い方が大切になります。しかし、研究や準備、取引にどのくらい時間を費やせるかは各トレーダーによって違ってきます。ここでは兼業を経験し、専業トレーダーとなった高野まよさんにFXに費やす時間についての考え方を教えていただきました。
※この記事は、FX攻略.com2020年1月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
高野まよさんプロフィール
たかの・まよ。2007年、「FXで4億円脱税した主婦」に興味を持ち、FXを開始。今年、新卒入社から10年以上勤めた大手通信会社を退職し、専業トレーダーへ。長期休暇には子どもと二人でキューバまで泳ぎに行ってしまう超行動派ママ。趣味は水泳、カヤック、麻雀。主に見るテクニカルはボリンジャーバンドで、取引はスキャルピングがメイン。バイナリーオプション、EAトレードもしている。座右の銘は「Going my way」。
ブログ:生涯肉食
Twitter:https://twitter.com/lin122111
兼業で費やした時間と専業で費やす時間
仕事やプライベートの状況によって、FXに向き合うことのできる時間は人それぞれ大きく違います。現在、私は専業でトレードをしていますが、10年間近く会社員の仕事と兼業でトレードをしてきました。今回は、FXに費やす時間の考え方についてお話しします。
私が兼業時代の中で最も真剣に取り組んでいた時期は、通勤時間の朝8時台と帰宅後の夜10~11時台の1日3時間程度をトレードや相場の勉強などに費やしていました。しかし、早く寝てしまうことも多かったので、平均すると1週間で10時間程度でした。裁量取引以外に収益に貢献してくれていたのが、リピート系の取引です。システムを使わずに手動で注文を入れていたため、1日30分ほど要していました。また、トレードはしないけれどもチャートの動きだけはスマホでずっと見ておくという日も設けていました。
兼業時代は限られた時間の中でFXをしていたため、長期足の分析や為替以外の相場の勉強、テクニカル手法の学習などは自分の中で優先度を下げていて、あまり実践していませんでした。専業の現在は兼業時代と比較して、実際にトレードを行う時間よりも、準備、検証、勉強の時間が大幅に増えました。1日あたりだと、東京時間の仲値確定時間付近と、ロンドンフィキシングや米国重要指標発表時間付近(夜10時~深夜1時ごろ)のトレードを含めた6時間ほどをFXに費やすことが多いです。損失が続いて調子が悪いと判断したときは、数日間トレードを休み、1日に数回、1時間足のみを確認するような期間もあります。
よろしいですか?