投資の先にあるものを探して... 松尾浩一 著
「投資の先にあるものを探して...」
はじめに
私は、かれこれ、二十五年以上にわたり、投資と向き合って、生活している。
投資には、自分への投資、つまり自己投資や、株式投資、不動産投資など、様々な投資があるが、その中でも、最も、自分が満足できるのが、自己投資と呼ばれる投資であることは、間違いのない事実である。 私は、この自己投資だけでなく、株式投資にも、チャレンジしながら、これからも、自分の投資生活を進めていきたいと考えている。
また、自己投資には、自分へのご褒美と呼べるものと、自分の技能や知識を高めるための投資があり、私は、前者だけでなく、後者の自己投資にもお金を投資することで、一人の人間として、自分の可能性を広げることができ、そして、自分の人生において、有意義な生活ができるようになると信じるに至った。
お金を投資する目的にもよるが、お金を投資する目的は、ただ単に、お金を増やすという目的を持ったとしても、意味がないのである。いくらにまで増やすという目的を持たない限り、その目的を永遠に果たすことはできないのである。
かのナポレオン・ヒル博士は、拙著 「巨富を築くための十三の条件」の中で、ただ単に、大きなお金が欲しいという目的は、全く無意味であると言っている。
お金を増やすと言う目的を可能にするためには、その期限と、具体的な金額、その金額を得るための代償を支払わなくてはならないとこの本の中で言っているが、それは、本当の事実である。
巨富を得るためには、具体的な金額と、その金額を得る期限、また、それを得るために支払う代償を、まず、決めなければならない。それができて、はじめて、巨富を得るためのスタートに立てるのである。
しかし、巨富を得るための代償については、最初から大きな金額を支払う必要はない。たとえ、少額でも、効果の高い代償もあり得る。例えば、今の時代、株式投資では、ネット証券を使えば、株式の購入手数料を抑えた投資も可能であるから、一概に、高い金額の代償を支払えば、効果のある株式投資ができるとは限らない。
また、株式投資について学ぶために、学校に通ったりする人も中にはいるが、私は、一切、お勧めしない。なぜなら、そこには、人の欲が絡んでいることが多く、ただ単に、そのスクールの運営者のお金儲けのために、利用されている気が、私は、非常にするのである。
この本には、私の投資に対するこれまでの研究結果も余すところなく書いてあるが、おそらく、三千円程度で、全てが購入できることと思う。
投資には、情報がモノを言うが、その情報は、私は、会社四季報から、得られる情報だけでも、十分な価値があると私は思っている。同じく、価格は二千円程度であるが、その情報を活かすか、殺してしまうかは、あなたの投資に対する見方にかかっているのであるから、それは、投資に対する あなた自身の見方を鍛えるしかない。
これから先の時代では、投資が、中学校の家庭科で必修科目になるらしい。 そのような時代だからこそ、この本を読んで頂いた方には、私が、これまで、投資に関して学んできたことを、字数が許す限り全て伝えるつもりである。 ぜひ、楽しみながら読み進めていただきたいと思う。
令和元年十二月一日
筆者記す。
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