仮想通貨通信|ビットコインの2020年相場の価格予想[オオヒラ]
オオヒラさんプロフィール
FX歴は2009年から、仮想通貨歴は2015年から。仮想通貨投資とこれまでの経験を活かして、大手メルマガサイトや投資サイトで仮想通貨情報を配信中。数多くの個人投資家ネットワークに参加しており、多くの投資家から得た知識を展開しています。初心者から学べる仮想通貨投資情報サイトを2016年から運営中。
※この記事は、FX攻略.com2020年2月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
2019年の価格推移
2019年のビットコインの価格は大きな変動を伴った動きでした(チャート①)。当初35万円付近の年内最低価格まで下げた後に、2019年4月から上昇トレンドとなりましたが、実は上昇トレンドとなる主な材料はありませんでした。4月に日本の新元号が「令和」になると発表された翌日からビットコインが大きく上昇し、また5月に元号が令和になってさらに大きく上昇するという動きを見せ、上昇のタイミングや材料として個人的には不可思議な印象を持ちました。ビットコインは年内最高価格の140万円台を6月末に記録した後、そこから価格を下げ100万円台という価格帯を維持していました。しかし、9月末に100万円を割り、執筆時点の2019年11月24日では75万円台まで価格を下げています。
2019年は米中貿易摩擦や香港デモから安全資産としてビットコインの買いが進み、そして中国のブロックチェーン推進の発言があり、NY証券取引所の親会社が運営する仮想通貨(暗号資産)取引所「Bakkt(バックト)」がリリースされ、先物の取引価格が上昇しているというポジティブなニュースがありました。一方で、フェイスブックの仮想通貨「リブラ」に対する各国の厳しい非難や、仮想通貨の規制が思うように進まないなどのネガティブなニュースもありました。
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