[和訳] 予測市場はどのように民主主義の存続に貢献するか~Gnosis
どうやらようやくICOの開始日(4月24日 12pm EST)が決まったというGnosis、当初の予定から4ヵ月以上の引き延ばしということで期待も高まってるようです。Gnosis公式ブログにて予測市場(Prediction Markets)について興味深い投稿があってましたので和訳してみました。
予測市場はどのように民主主義の存続に貢献するか
民主主義が情報面での問題を抱えていることがますます明らかになりつつあります。有権者は押し寄せる情報を選別することができず、制度や仕組みとして情報が伝えられているにすぎません。Flanaganファミリーで経済学部長、ジョージタウン大学で経済学と公共政策の教授を務めるJason Brennanによると、
「多くの有権者は構造的に、選挙に関連する基本的事実についての誤った情報を与えられています。多くの支持を集めた政策も、正しい情報が与えられていれば、反対にあっていたはず。」
だといいます。民主主義は、すべての政府の問題に対する万能薬ではないのです。十分に情報を持っている大衆がいなければ、民主主義は効果的に機能せず、その結果として悲惨な一貫性のない政策の選択が行われてしまい、独裁主義的な指導者の時代に移行しかねません。私たちは民主主義における正しい情報不足の問題を、指導者を平等に円滑な方法で選択できる状態を確保しながら、どのように解決することができるでしょうか?
予測市場は、基本的には最良のもっとも公平な情報を入手するためのツールであるため、この問題に対していくつかの直接的および間接的な解決策を提示してくれます。
現在の民主主義システムの重大な問題点の一つは、ある政策が与える影響を、有権者や議会が正確に把握することができないという点です。
例えば、医療保険制度の撤廃は、制度が廃止されれば現状よりも多くのお金を支払ったり、失ったりする可能性が高い有権者から多くの支持を得ました。そうした国民はどのようにすれば、そのような自分の首を絞める決断を避けるのに必要な情報を入手することが出来たのでしょうか?
政治家たちは大げさな発言や根拠のない予測を繰り返しています。主要なメディアは、扇情的な報道をすることで利益を挙げ、現実的な結果予測には関心がなく、集団思考によって動いています。一方で、新興の情報源から真実を選別して入手することもほとんど不可能です。
定量化可能で、アクセスしやすくて公平な、政策の判断の影響についての、真実味のある情報源などは決して存在しないのです。そこで予測市場が役に立ちます。既存の報道のモデルでは、メディアは一般的に、誤った情報を伝えてしまうことによる悪影響を制限してきました。
予測市場を使用した場合には、誤った情報を流してしまった場合には経済的損失を被り、正確な情報を伝えた場合には利益に繋がります。
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