なにわのチャート博士・神藤将男の中間波動攻略メソッド!|第6回 ペナントを理解する②[神藤将男]
利益が大きく取れるトレンド相場への関心が高い人は多いですが、トレンドのない場面には興味を示さない人もいるのではないでしょうか? トレンドで利益を丸ごと取るためには、トレンドが発生していない中間波動といわれる局面を制する必要があります。ここでは、そんな中間波動の攻略方法を神藤将男さんに教えていただきます。
※当連載で使用している「中間波動」は、「一目均衡表」における中間波動とは一切関係ございません。
神藤将男さんプロフィール
しんどうまさお。小次郎講師こと手塚宏二氏が代表を務める(株)手塚宏二事務所のもとで、ストラテジスト兼テクニカルアナリストとして活動。TradingViewでさまざまなチャート分析のアイデア投稿を行っている。
Twitter:https://twitter.com/masao_shindo
ペナントから派生した三つのトライアングル
皆さん、こんにちは。前回は「ペナント」について解説しました。トライアングルの形をしたペナントを理解することで中間波動の基本系を学ぶことができます。価格が線を引いたように一直線で動くのであれば誰もが簡単にトレードできますが、残念ながら相場は複雑な動きの連続でトレンドを形成します。この複雑で難解な動きを一つ一つ丁寧にひも解くことでトレンド相場をしっかりと狙うことができるようになります。トレンド相場を狙うには中間波動を理解することが重要であり、中間波動を極めることでトレンド相場をしっかりと狙うことができるようになるのです。
今回はペナントから派生したトライアングルを三つ学んでいきましょう(図①)。毎回お伝えしていますが、チャートのパターンや形状を覚えるだけではいけません。その形状が示唆する意味を理解することが大事であり、それにより応用が利くようになるのです。それぞれのチャートの違いを確認して、なぜそうなるのかを理解するようにしましょう。
よろしいですか?