FXオプション取引 基本と戦略|第3回 プレミアムの変動状況を計る指標[大西洋平]
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大西洋平(おおにし・ようへい)さんプロフィール
金融ジャーナリスト。出版社勤務を経て95年に独立し、マネー誌やビジネス誌、週刊誌などに金融経済分野を中心とした記事を寄稿。市場の最前線で活躍中のアナリストやストラテジスト、さらに上場企業トップの取材も多数手掛ける。FXをはじめ、金融取引全般に精通。
権利行使のルールはタイプによって異なる
これまで2回にわたってオプション取引の仕組みについて解説してきましたが、今回はその種別について触れておきましょう。まず、オプションは「アメリカンタイプ」と「ヨーロピアンタイプ」にほぼ大別できます。両者の違いは、権利行使に関するルールです。
アメリカンタイプは、満期日以内ならいつでも権利を行使できます。これに対し、ヨーロピアンタイプが権利を行使できるのは、満期日だけに限定されています。つまり、アメリカンタイプの方が柔軟に対応できるわけです。このため、ヨーロピアンタイプと比べてプレミアムが高めになっています。
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